2024.10.15

「Qoo10」、若年女性支援「若草プロジェクト」への寄附贈呈式 社会貢献が社内やサービスへ好影響

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eBay Japan 代表取締役 グ ジャヒョン氏(左)と、若草プロジェクト 代表呼びかけ人 村木厚子氏(右)

eBay Japanは10月11日、総合ECモール「Qoo10」において、女性支援を行う社会貢献活動「MOVE by eBay Japan」の一環として、若年女性の支援を目的に活動する「若草プロジェクト」への寄附贈呈式を開催した。今後、若草プロジェクトは、支援と連携先を広げ、さらなる活動の拡大を目指す。

eBayは、1995年の設立以来「すべての人の生活を豊かにする機会を創造する」を理念に、世界中でオンラインのマーケットプレイスを運営してきた。2018年からは、日本において「楽しさを仕掛け、喜びを届ける」ことをミッションに、流行の情報発信基地として、オンラインショッピングモール「Qoo10」を運営している。

2022年5月からは、SOSを心に抱えた少女や若い女性たちと、彼女たちを支援する人たち(支援者)とをつなげ、彼女たちの心に寄添う支援を目的に活動する「若草プロジェクト」が掲げる支援の3本柱、「つなぐ」「まなぶ」「ひろめる」に共感・賛同し、ファッションEC「MOVE by Qoo10」のローンチにあわせて、社会貢献活動「MOVE by eBay Japan」をスタートした。

初年度は、若草プロジェクトを通じ、支援の輪をひろげる「つなぐ」をテーマに取り組みを開始し、現在までにのべ95施設に合計1400種類以上(2022年5月~2024年8月)の衣料品を、日本全国の少女や女性たちへ贈った。

2年目は、衣料品の支援に加え、「まなぶ」をテーマに支援活動を実施。今夏は、高校生などが実際に参加しECの仕組みを学び、体験・見学できる夏休みイベントを行った。また、学生などを対象とした夏休み体験の寄附講座 「メガゼミ」も実施した。

3年目となる2024年は、これまでの活動を継続しつつ、若草プロジェクトの支援先の拡大、学校などへの寄附講座の提供を通して、3つ目の柱である「ひろめる」を軸に支援の輪が広がるよう取り組んでおり、10月11日の国際ガールズデーに合わせ、10月10日にeBay Japan本社において、「若草プロジェクト」への寄附贈呈式(寄付金額300万円)を開催した。


▲寄付の目録を贈呈するeBay Japan 代表取締役 グ ジャヒョン氏(左)と、若草プロジェクト 代表呼びかけ人 村木厚子氏(右)


社内の一体感の促進、返品利用の心理的ハードル低下に効果


eBay Japan 代表取締役 グ ジャヒョン氏は、「2022年5月、公式のファッションEC『MOVE』というサービスの開始に合わせ、『若草プロジェクト』さまと一緒に、ユニークな活動を展開しています。この活動はこの度、3年目を迎えることとなり、これまでにのべ95施設に合計1400種類以上の衣料品をお届けすることができました。『若草プロジェクト』の支援の3本柱である『つなぐ』『まなぶ』『ひろげる』につなげるため、『まなぶ』をテーマに支援活動を行いました。今年8月には、高校生がECの仕組みを学び、体験、見学できる夏休みのイベントも開催しました。『若草プロジェクト』さまと一緒に社会貢献に頑張っていることで、当社の今年の実績も絶好調です。次年度は『ひろげる』というテーマに沿って、これまでの活動を続けながら、学校での寄付講座の提供も計画している。3年目も大きな支援の輪を広めていきたいです」と話す。


▲eBay Japan 代表取締役 グ ジャヒョン氏

この支援活動のビジネスや社内への影響を尋ねられたグ ジャヒョン代表は、「この活動は業績にプラスになると考えて始めたわけではありません。ただ、活動が社員のやりがいにはつながっています。毎月の活動は、有志の社員がボランティアで行いますが、毎回、多くの社員が手を挙げてくれています。eBay Japanの企業や取り組みへの一体感を高めることにつながっていると思います」と話す。

その一方で、社会貢献活動がサービスの利用促進につながっている可能性はある。ファッションEC「MOVE」では、返品無料のサービスを提供しているが、返品が増えると商品の廃棄が増えるなど環境問題につながりかねない。ただ、eBay Japanはブランドと連携しながら、一部商品は廃棄や返品に回すのではなく、「若草プロジェクト」の寄付に回している。こうした取り組みをユーザーにも伝えることで、返品への罪悪感を軽減し、サービスの利用促進につなげている。寄付する商品は、トレンド性の高いアイテムも多く、バッグやアクセサリー、帽子などのアイテムは特に人気が高いという。

今回の取り組みにあたり、若草プロジェクト 代表呼びかけ人(元厚生労働事務次官) 村木厚子氏は、「今年もeBay Japanさまにこういった形でご支援いただきありがたく思っています。eBay Japanさまの支援は3年目で、コンセプトを持ち継続しながら前へ進めるのはいい形の支援で、本当にありがたいです。若草プロジェクトの活動の3本柱は『つなぐ』『まなぶ』『ひろめる』です。女の子と支援者・企業をつなぎ、女の子がどうして厳しい状況にあるのかを学び、それをひろめるということです」と話す。


▲若草プロジェクト 代表呼びかけ人 村木厚子氏

さらに村木氏は、「活動が8年目になり学んだことが3つあり、1つ目は、女の子が抱える問題は多様で複雑だということです。2つ目は、相談は自分の状態の変化・違和感に気付き、言葉にして他人に伝え、助けを求める勇気があるということで、ハードルが高いということです。3つ目は、企業の力は大きいということです。eBay Japanさまとの活動で、今までなかなか届かなかった女の子たちの言葉が企業に届いていき、会話が生まれています。今後も、大きなプラットフォームを作りながら企業様とどんなことができるかを話し合っていきたいです。これからの目標は『社会の中に大きな応援団をつくる』ということを合言葉にしています。皆さまにはこれまで以上に応援していただきたいです」とコメントした。

eBay Japanは今後も「若草プロジェクト」と連携を深めながら、寄付や支援を続けていく方針だ。

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