Vasco Electoronicsは、精度96%の翻訳機「Vasco Translator(バスコトランスレーター)」シリーズを展開している。現行機種の「V4(ブイフォー)」は、2023年12月末までに、全世界で累計15万台以上を販売したという。
2024年中も、10万台以上の販売を見込んでいるとしている。国内ではこれまで、旅行シーンでの利用が多かったが、ビジネスシーンでの利用を促していく計画だ。
「バスコトランスレーター」は、76の音声言語に対応した翻訳機だ。現行機種の「V4」は、スマホとほとんど同じサイズの端末となっている。端末に話しかけると、翻訳した音声が流れる。カメラでテキストを写すと、翻訳したテキストを画面上に表示する。
「V4」は、オンライン上の複数の翻訳エンジンを使って翻訳する。インターネット通信料は無料。購入代金だけで、永久に翻訳機能を利用することができるという。
国内では2022年、クラウドファンディングの「Makuake(マクアケ)」と「machi-ya(マチヤ)」で応援購入を募集した。「マチヤ」では、目標金額20万円に対して、28倍に当たる563万円以上の応援購入があったとしている。
▲「Vasco Translator V4」
同社は2025年1~2月をめどに、国内で、「バスコトランスレーター」の最新機種「E1(イーワン)」を発売する予定だ。
従来の端末はスマホと同サイズだったが、「E1」では、耳に掛けるイヤホンタイプにバージョンアップしたという。スマホに専用アプリをダウンロードして使用する。
イヤホンを耳につけて操作すると、自分と違う言語を話す相手の言葉が、リアルタイムで翻訳されるという。
翻訳精度が高く、リアルタイムでの会話が可能になることから、ビジネスシーンでの利用を訴求していくとしている。
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