2024.07.05

「BASE」、ショップ間ドロップシッピング「販売パートナー App」の一部機能を先行リリース

BASEは7月4日、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」において、今夏提供を開始する国内ネットショップ作成サービス初のショップ間ドロップシッピング機能「販売パートナー App」のリリースに先がけ、「ブランドショップ」が委託販売対象とする商品を登録し、それに対して「セレクトショップ」が該当商品の委託販売申請ができる出品・連携機能の提供を開始した。「BASE」を利用するショップ間での委託販売連携を可能にする「販売パートナー App」の提供により、商品制作が得意な「ブランドショップ」とセールスが得意な「セレクトショップ」の連携を可能にし、それぞれの強みを活かしたネットショップ運営を支援する。

BASEの運営する「BASE」は、誰でも簡単にネットショップが作成できるサービス。商品を企画・生産・製造している個人・法人、地域活性を支援する自治体等の行政をはじめ、220万ショップに利用されている。

今夏、「BASE」を利用するネットショップを対象に提供する拡張機能「BASE Apps」において、「BASE」を利用するショップ間でのドロップシッピングを実現する機能「販売パートナー App」の提供を開始する。


▲「販売パートナー App」の仕組み

ドロップシッピングは、在庫を持たずにネットショップを運営できるビジネスモデルで、「販売パートナー App」では、商品を制作・販売する「ブランドショップ」と、「ブランドショップ」の商品を委託販売する「セレクトショップ」をマッチングすることで、「セレクトショップ」が在庫を持たずに「ブランドショップ」の商品を販売できる。



商品の制作・在庫管理・発送作業は「ブランドショップ」が行うため、集客・販促が得意な人や、広告・宣伝などのマーケティングが得意な人が、「セレクトショップ」としてネットショップを開業する手段にもなる。

「販売パートナー App」を通じて委託先の「セレクトショップ」経由で商品が売れた場合、「ブランドショップ」は予め設定した報酬を「セレクトショップ」に支払う。報酬の金額は、各商品ごとに商品代金の10%~70%の間で報酬率を設定できる。

「販売パートナー App」を通じて商品が売れた場合の「BASE」 のサービス利用料・決済手数料は「セレクトショップ」が支払う。一方、「ブランドショップ」にはApp利用手数料として、「セレクトショップ」経由で売れた商品代金の5%が発生する。「ブランドショップ」にかかるApp利用手数料は、商品が売れたときのみ生じるため、固定費不要で「セレクトショップ」に集客・販促を任せられる。

「販売パートナー App」は今後、他のAppとの連携や外部パートナーとの協業を通じて、より商品が拡散されやすい仕組みの強化を予定しており、「セレクトショップ」が、委託販売する商品を「YouTube ショッピング」連携機能等を利用して発信できるよう機能の開発を実施するほか、著名人・インフルエンサーにショップの自社商品がピックアップされやすくなるような協業、外部ネットワークを広げ、ショップとインフルエンサーの双方にメリットのある仕組みの構築。越境EC系の機能と連携して海外のインフルエンサーが地域の逸品を全世界へ発信する仕組みの構築。「テイクアウト App」等のオフラインの販促機能と連携し、オフラインの販促の強化などを予定している。

「BASE」は引き続き、ショップの集客・販促・売上の課題を解消する機能強化を通じて、ものづくりをはじめとしたショップオーナーにしかできない価値づくりに向き合うための時間“クリエイティブタイム”創出をサポートしていく考えを示した。




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