資生堂はこのほど、総合美容サイト「ワタシプラス」を刷新し、さまざまな美の体験・情報に触れながら、商品を購入できる公式ECサイト「資生堂オンラインストア（SHISEIDO ONLINE STORE）」を7月25日よりスタートする。顧客の多様な美の価値や購買行動に対応を図る。
資生堂は、日本の化粧品市場における生活者の意識・購買行動の多様化に対応するため、新経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」を実行し、生活者・顧客起点の新価値・新市場の創造、接点の拡大に取り組んでいる。
このほど、自社と顧客をつなぐプラットフォームとして2012年より運営してきた総合美容サイト「ワタシプラス」を刷新し、資生堂の「OMOTENASHI DX」を体現するプラットフォームとして、資生堂公式ECサイト「資生堂オンラインストア（SHISEIDO ONLINE STORE）」を7月25日より開始する。
「ワタシプラス」で提供している「お店ナビ」などのリアル店舗と連動したサービスは、資生堂のメンバーシップサービス「Beauty Key」に集約し、いつでも気軽に、さまざまな美の体験・情報に触れながら商品を選び、購入できる公式ECサイトへ進化を図った。
ユニバーサルデザインへの刷新や、多言語対応などのプラットフォーム機能の強化・整備を行うとともに、ブランド・商品の情報発信を強化。最新テクノロジーを活用した美容サービスや分析コンテンツ、商品レコメンド機能なども拡充する。
取り扱いブランドも順次拡大するとし、第1弾として8月21日より、米国発のスキンケアブランド「DRUNK ELEPHANT（ドランク エレファント）」、9月16日よりグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の取り扱いを開始する。
今回の刷新に伴い、得意先と連動したリテーラーEコマースや化粧品専門店オンラインサービス「Omise＋（オミセプラス）」との連携強化と、EC専門サイトへの積極展開を推進し、OMOの加速を図ることで、国内EC売上のさらなる拡大を目指す考えを示した。
▲オリジナル ギフトラッピングサービス2012年のローンチから12年が経った「ワタシプラス」は、次なる進化に向けた変革期を迎えていた。ユーザー調査においては、情報の見やすさや検索・購入のしやすさなどの利便性のさらなる向上が求められるとともに、美容情報やコンテンツの充実化など、付加価値の向上を求めるニーズも多くあったとし、「資生堂オンラインストア」として、さまざまな美の情報や体験に触れながら買い物も楽しめるECサイトへ進化することで、新しい顧客体験を提供していくとしている。
