2024.01.21

ハンドメイドマーケット「minne」、2023年のトレンドを発表 「インド刺繍」「ヌビバッグ」など検索数増加

GMOペパボは、ハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ」において、2023年に検索数が増えたワードや購入が増えたカテゴリーをもとにした2023年トレンドを発表した。「インド刺繍」や韓国発の「ヌビバッグ」など流行ワードの検索数が増加するとともに、オフラインイベントの復活で「浴衣」や「桜」の検索も上位にランクインした。1月17日~1月21日の期間、12周年を記念したクーポン配布のキャンペーンも実施する。

GMOインターネットグループのGMOペパボが運営する「minne byGMOペパボ」は、ライフスタイルに合わせたこだわりの作品を購入・販売できる国内最大のハンドメイドマーケット。90万件を超える作家・ブランドによる登録作品数は1710万点以上で、アプリダウンロード数は1473万を突破している。このほど、2023年に検索数が増えたワードや購入が増えたカテゴリーをもとにした2023年トレンドを発表した。

2023年に「minne byGMOペパボ」内で検索されたワードから、2022年と比較して検索数が増加した特徴的なワードを抽出した2023年のトレンドワードの特徴として、コロナ5類移行によりお出かけ関連の需要がの増加(桜・浴衣・アウトドアテーブルなど)、ウェディング・ベビー・学校関連に注目(結婚証明書・ベビーわらじ・シューズタグなど)、「素材」に着目した検索も増加(インド刺繍・ヌビバッグなど)を挙げた。

お出かけ関連の需要の増加においては、2023年は「桜」や「浴衣」といったシーズンイベントにまつわるワードの検索数が伸長した。5月に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に移行され、全国各地でオフラインイベントが再開されるなど、外出機会が増えたことが検索結果に反映されたと考えられるとしている。

「浴衣」においては、「犬 浴衣」「ペット浴衣」といった関連ワードの検索も増加。コロナ禍で「ペットブーム」が注目されたが、この数年でペット飼育を始めた人たちによるお出かけ需要が高まったものと推察している。その他、「アウトドアテーブル」など、屋外で楽しむアイテムの検索が大きく伸びた。

ウェディング・ベビー・学校関連については、SNSでの写真投稿・公開の一般化などの影もを受け、「minne byGMOペパボ」では数年前から結婚式や子ども節句などのメモリアルイベントにまつわるキーワードの検索数が伸びている。2023年も「参加型 結婚証明書」といったウェディング関連のキーワードのほか、「かぶれる兜」や「ベビーわらじ」などベビー・キッズ関連のキーワード検索が伸長した。

さらに2023年は、「アンブレラマーカー」や「シューズタグ」などの学校や集団生活に用いるアイテムのキーワードも伸びており、新型コロナウイルスの「5類」移行で在宅勤務から出社に回帰したことで、自作の時間が取りづらくなった親からの需要が高まっていると推察。いずれもカスタマイズ性のあるアイテムとなっているため、名前を入れることができる作品やカラー展開が豊富な作品が揃っている「minne byGMOペパボ」が、個性を表現したいという現代のニーズにマッチしていると考えられるとしている。

「素材」に着目した検索もハンドメイドマーケットならではの特徴となり、2023年もさまざまな素材感のあるワードが検索された。「minne byGMOペパボ」では数年前からじわじわと人気となっている「インド刺繍」や、韓国発の「ヌビバッグ」は特に検索数が伸びたことから、人気が広く一般化していることがうかがえるとしている。

「インド刺繍」は、ハンドメイド用のリボン素材が人気となっているほか、「インド刺繍」を用いたアクセサリーや小物についてもよく検索された。韓国語でキルトを意味する「ヌビ」も、「ヌビバッグ」など小物とあわせた検索が伸長した。



この他にも新しい領域の作品が多く検索されており、2023年に取り扱いを始めた「デジタルコンテンツ」の中でも「デジタルプランナー」や「スマホ壁紙」の検索が特に伸びたとしている。

「minne byGMOペパボ」では、登録されている作品を20件の大カテゴリー、310件の小カテゴリーに分類しており、2022年と比較して注文金額が伸びているカテゴリーをトレンドとして発表した。

注文金額がもっとも伸びたカテゴリーは、「人形・ミニチュア」(前年比5.03倍)あった。カプセルトイの市場拡大やドール・おもちゃの人気拡大に伴い、ドールやおもちゃの背景・小道具として需要が伸びている推察している。それらの写真を撮ってSNSにアップするといった遊びが流行していることから、ミニチュア作品の需要が大きく伸びていると考えられるとした。

2位には「ヘアアクセサリー」(前年比3.73倍)、3位には「写真・アルバム」(前年比1.93倍)がランクインした。いずれも結婚式や成人式といったセレモニーの機会増加にともなう需要増と推察される。「写真・アルバム」においては、結婚式のプロフィールムービーのテンプレート素材が人気作品となっている。



4位には「カメラストラップ」(前年比1.62倍)がランクインした。外出機会の増加によりカメラアクセサリーの需要も増えたほか、ワード検索でも人気だった「インド刺繍」を用いた作品も多いため、「インド刺繍」の流行と合わせて注文金額が増加したものと考えられるとしている。

このほか2023年から取り扱いをスタートしたデジタルコンテンツにおいては、「アクセサリー」や「フード」「アート」といったカテゴリーのレシピや、レッスン動画といった作品の注文が大きく伸長した。

「minne byGMOペパボ」では、サービス開始から12周年を迎えたことを記念し、1月17日~1月21日の期間、作品注文額が割引になるクーポンがもらえるキャンペーンを実施している。




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