2024.05.06

rainboww、カスタムイヤホンの新ブランド始動 低価格を実現した製造プロセスの革新とは?

朱静儀CEO

ライフスタイル雑貨ブランド「GAACAL(ガーカル)」を運営するrainbowwは4月8日、新ブランドを立ち上げた。最新の3Dプリンター技術を駆使し、手軽さとファッション性を兼ね備えたカスタムIEM(インイヤーモニター)を販売する。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」において、先行販売する。

カスタムIEM「LIFEEAR Flow(ライフイヤーフロー)」は、最新の光造形3Dプリンターを使用することで、従来のカスタムイヤホンの製造プロセスに革新をもたらしたという。カスタムイヤホンの価格を大幅に引き下げ、最短で当日に納品することを可能にした。販売価格は税込5万8000円だ。

朱静儀CEOはアーティスト活動も行っている。活動の中で、耳のトラブルが増えた。耳の保護について調べるようになり、「LIFEEAR Flow」の開発に至ったという。

「開発と製造の責任者でもある私がアーティスト活動を行っている中で、イヤモニを購入する機会があった。イヤモニの『耳が疲れない』『音圧のない静寂』『耳の保護』というメリットを実感しつつも、購入時には『価格が20万円以上なのが一般的』などの課題があることにも気が付いた。そこで手軽に買えるカスタムイヤホンを作ろうと考えた」(朱CEO)と話す。

クラウドファンディングサイトを通じて、音楽が好きな人や、ガジェットが好きな人への認知拡大に注力していく。


▲LIFEEAR Flowシリーズ

「並行してカスタムIEM商品を身近に利用しているアーティストや音楽関係者へモニター提供を行ったり、影響力のあるインフルエンサーなど、SNSや口コミを活用して購入につなげていきたい」(同)と説明する。
 
目標販売数は非公開だ。今後はアプリで特定の周波数を調整でき、聴覚補助機能が付いた「スマートウェアラブル」を展開する予定だという。

「現在はイヤホン難聴予備軍など若者の間でも耳のトラブルが増えている。イヤホン難聴も補聴器も、どちらも耳のトラブルに関連する社会課題だ。『LIFEEAR』では人生を通じて、若者からお年寄りまで耳に関する健康・エンタメを高品質でありながら、手頃な価格で手に入れられることを目指していく」(同)と展望を話す。




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