2024.05.03

丸山珈琲、ミニボトルのコーヒーを発売 スーパーなどへの卸売にも対応

丸山健太郎社長

丸山珈琲は4月22日、飲みきりサイズ235ミリリットルのミニボトル入りの、「丸山珈琲ブラック」と「丸山珈琲のカフェラテ」を発売した。自社ECサイト、モールでの販売に加え、スーパーなどへの卸も展開する。丸山健太郎社長は新商品発売に当たって、「通常の販路に加え、ビジネス需要を取り込みたい。まずは初年度で、販売本数50万本を目指す」と意気込みを話している。

同社ではこれまでもボトルコーヒーの販売を行ってきたが、ミニボトルの販売は初。価格はブラックが税別220円、カフェラテが同240円となっている。「一般的なボトルコーヒーよりは高いが、カフェで飲むよりも安い価格を目指した。これまでの販路に加え、企業の会議や来客時の需要など、BtoBでの展開も視野に入れている」(同)と話す。

同商品は、通常のボトルに比べ、飲み口が広く、香りが広がりやすい点も特徴となっている。「幅広いシーンでの『飲みやすさ』を意識した。すっきりとした後味で、ほのかに甘味を感じる。『無意識に飲み進め、気づいたらなくなっていた』となるおいしさを目指した」(同)と言う。


▲「丸山珈琲ブラック」(左)と「丸山珈琲のカフェラテ」(右)

「当社では、高級なコーヒー豆も数多く取り扱っている。それらを原料にすれば、おいしいボトルコーヒーもできるだろう。だがそれでは、現実的な価格ではなくなってしまう。安価でもおいしい豆を厳選し、たどり着いた商品だ」(同)としている。
 
「参入企業も増え、スペシャルティコーヒー市場も変わりつつある。今後はさらに変わっていくだろう。従来の商品だけでなく、幅広い顧客層に対応できる商品を展開し、事業を拡大していきたい」(同)と話している。





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