2020.05.31

Brandit、アイテム別の損益分岐点を算出できるECシステム「BRANDIT system」 ファッションECのデータ分散の課題を解決

D2Cブランドの運営、D2Cソリューションの開発・提供を行うBranditは5月29日、EC運用に必要な各種データを一括管理し、アイテムごとの損益分岐点の算出が可能なECシステム「BRANDIT system」を6月1日より提供すると発表した。データの分散に起因する課題の解決を図る。

「BRANDIT system」は、カート機能に加え、従来別々のツールで管理するのが一般的な受注、原価、各チャネル別手数料、販売開始日、配送データ、出荷売上などの項目を一元管理できるECシステム。データを集約することで、アイテムごとの損益分岐点をカラー・サイズ別や販売チャネル別に詳細表示できるという特徴を持つ。



ファッションのEC運用は、ECシステム、在庫管理システム、マーケティング&分析システムなどのツールがそれぞれ存在するため、、必要項目のみのデータを入力して管理している企業が多いという。こうした環境では、担当者同士が同じ指標のデータをすぐに閲覧することは難しく、セクショナリズムな組織体制になることが一般的であるとし、データを一括管理する「BRANDIT system」を用いることで担当領域に関わらず共通の指標を持つことができるとしている。

また別々のシステムによる情報の管理は、データ更新の度に煩雑な作業が発生するため入力ミスや連携ミスが起こり、生産性が下がる要因にもなっていると指摘。分散されたデータの集約という問題は、API連携により解消することができるが、多くの工数や費用がかかるという課題は改善されないとの考えを示した。

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