2020.05.29

フューチャースピリッツ、ECでタイへの進出支援 大手モール「Shopee」「Lazada」に出品代行

フューチャースピリッツは5月27日、子会社であるFuture Spirits(Thailand)Co., Ltd.において、タイの日系企業やタイへの販路拡大を検討している企業に対するECモールへの出品代行サービスを開始した。日系企業のタイ進出を支援する。

出品代行サービスでは、タイの大手ECモール「Shopee」「Lazada」へのショップ立ち上げ、商品情報の登録、ECモール内のオリジナルページの作成を日本語・英語・タイ語でサポートする。また追加オプションとしてECモール内での広告出稿も用意しており、タイにおける日系企業のデジタルマーケティングの第一歩を支援する。利用料金は、ショップ開設が2000THB/1店舗、商品出品代行費用 250THB/1商品など。

東南アジアでもサービス経済化の著しいタイは、1人当たりの国内総生産が7187ドルに達し、都市部を中心に人々の暮らしの先進国化が進んでいる。デジタル化も急速に進み、日本貿易振興会(JETRO)の「タイにおける情報通信・IT事情に関する調査報告書(2020年3月)」では、タイにおける固定ブロードバンドの世帯普及率は2019年で43.4%に達している。デジタルマーケティング市場も大きな成長を見せており、タイのデジタル経済社会省が発行した「The Value of e-Commerce Survey in Thailand 2018」によると、タイ国内のデジタルマーケティング市場の市場価値は、2020年の予測で34.2億ドルに至る見込みだという。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大はタイ経済にも多大な影響を及ぼしており、人々の移動が元に戻り、商品の販売チャネルとして店舗やショッピングモールが完全に復旧するにはまだ時間を要するとし、タイに進出している日系企業の大手ECモール出展の支援するため、サービスの開始に至ったとしている。

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