2020.05.27

「年に1回」を1年中

東京ドームは5月19日、ECサイト「ふるさと祭り東京おとりよせねっと」をオープンしました。毎年1月に東京ドームで開催しているリアルイベント、「ふるさと祭り東京〈日本のまつり・故郷の味〉」のEC版です。「イベントは年に1回だけ開催するので、出展者にとっては年に1回の販売機会。「ECを通じて、今度は365日、季節ごとの商品をPRできます」と担当者は話していました。

イベントは毎年1月に開催するため、自然と「お正月」がキーワードになっていました。魚介類を扱う、ある出展者は、毎年カニを主力商品にしていたそうです。今後のECサイトでは、「夏が旬の別の魚介類をプッシュできる」と言い、新たな販売チャネルによる顧客拡大に意気込みを見せていました。ECサイトの初速は好調で、すでに想定以上の売り上げを記録しているといいます。

私はECサイトで生鮮食品を購入することにこれまで抵抗がありましたが、家族が「ふるさと納税」の返礼品でカニを取り寄せて以来、考え方が変わりました。心配していた鮮度は、冷凍なので全く問題なし。暑い日などは、スーパーで購入して自宅に持ち帰るよりも安心なくらいです。取り寄せたカニは、その日の夜に鍋で食べました。「たくさんあるので、半分は冷凍して保存しておこう」と思ったのですが、おいしくて保存の分は3分の1になりました。

「ふるさと祭り東京おとりよせねっと」の流入は現在、多くがリアルイベントの来場者だといいます。来場者は、毎年遠方から足を運ぶ人も多いようです。「ECでもリピーターに愛されるサイトにしたい」と担当者。現在の新聞社への転職を期に都内に引っ越した私は、ECサイトだけでなくドームのイベントにも足を運んでみたいと思っています。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事