楽天グループの楽天ペイメントと東日本旅客鉄道(JR東日本)は5月25日、スマホ決済サービス「楽天ペイ」のアプリ内で、JR東日本が提供する交通系ICカード「Suica」の発行やチャージができるようにした。「楽天ペイ」アプリで全国の鉄道約5000駅、バス約5万台のほか、交通系電子マネーとして約94万店舗で「Suica」による支払いができるようになった。
「楽天ペイ」アプリ内で簡単に「Suica」を発行できる楽天グループのクレジットカード「楽天カード」を支払い元に設定し、「楽天ペイ」アプリで「Suica」にチャージすることで、200円につき1ポイントの「楽天ポイント」を貯められるようになった。今後、「楽天ペイ」アプリ内で「楽天ポイント」から「Suica」へのチャージもできるようにする予定だ。今回のサービス連携により、楽天ペイや楽天ポイントの利用者が増加し、「楽天経済圏」のさらなる拡大につながる見込みだ。
【サービス紹介動画】
「楽天ペイ」アプリで「Suica」をチャージし、楽天ポイントを貯めることができるサービスは、「おサイフケータイ」機能が搭載されたAndroid端末のみ。iOS端末の利用者には、「楽天ペイ」アプリ内のリンクからアクセスできるキャンペーンページでエントリーのうえ、「モバイルSuica」アプリもしくは「Apple Pay」にて「楽天カード」を利用して「Suica」チャージすることで、200円につき1ポイントの「楽天ポイント」を貯めることが可能になった。
楽天ペイメントとJR東日本は2019年6月、キャッシュレス化の推進に向けてサービス連携を行うと発表していた。当時、楽天ペイメントの中村晃社長は、「当社は本質的なキャッシュレス決済市場の拡大を考え、オープン戦略をとっている。今回の連携は、決済において重要な認証方法のプロトコルにおいて目玉の施策。チャージでポイントも付与する予定であり、かなり利用促進につながる」と意気込みを語っていた。
【サービス紹介ページ】
https://pay.rakuten.co.jp/topics/suica/