2023.05.23

アジア向け越境ECカート「LaunchCart」、台湾のCRMツール「Super 8」と連携 台湾越境ECでLINE施策を可能に

スターフィールドは5月18日、アジア越境EC専用のカートシステム「LaunchCart(ランチカート)」において、台湾企業の雲發互動科技有限公司(8 Interactive Taiwan Limited)の提供する台湾のCRMツール「Super 8」と連携した。これにより「LaunchCart」のユーザーは、台湾への越境ECにおいて、LINEなどのSNSを使ったマーケティング施策や顧客管理、カスタマーサービスが可能となった。台湾でのLINE利用を求める声に応えた。

スターフィールドの提供する「LaunchCart」は、2016年にスタートしたアジア越境EC専用カートシステム。現地商習慣に合わせた現地ローカライズを行っており、単品リピート販売、総合通販どちらにも対応可が可能。越境ECに必要な豊富な機能を標準搭載している。

このほど、台湾の雲發互動科技有限公司が提供する「Super 8」との連携を開始した。「Super8」は、マーケティング施策やカスタマーサービスに活用できるCRM施策を一元管理できるツールで、LINEをはじめ、Instagram、Facebook Messenger等のチャットの一元管理や、顧客の管理、公式LINEアカウントの運用などに対応している。


▲CRMを一元管理できる「Super 8」

台湾におけるLINEの月間アクティブユーザー数は2200万人と人口の約90%を占めており、台湾で日常的に使われるコミュニケーションツールとなっているが、台湾と日本のLINEはシステムが異なり、日本のLINEと連携したツールを台湾で使う事ができないという課題があった。

今回の「Super 8」との連携により「LaunchCart」のユーザーは、台湾の顧客のLINEアカウントとLaunchCartの会員情報を紐づけて顧客管理をすることができる。これまで公式サイトの「マイページ」にログインしなければ確認することができなかった注文履歴・定期購入履歴や、配送のステータス等のLINE上での確認が可能になるほか、顧客をグループ分けし、特定のグループにLINEメッセージを送信することもできる。

チャットボットで対応できない問い合わせに対し、担当者が直接やり取りできるLINEカスタマー対応や、公式アカウントからのメッセージ機能を使ったキャンペーンの告知やクーポンの配信なども可能となる。

「LaunchCart」は、アジア向けの越境EC専用のカートシステムとして、アジア向け越境EC事業に取り組む事業者、特に台湾向けの越境ECサイトに導入されている。多くの企業が消費者とのコミュニケーションに公式LINEアカウントを活用していることから、かねてより「台湾向けの越境ECにおいてもLINEを活用したい」との声が寄せられていたとし、今回の連携に至ったとしている。

LINEをはじめ、InstagramなどのSNSに対応する「Super 8」は、台湾の現地企業のみならず、台湾進出をしている日系大手企業を含む、500社以上に導入された実績を持つ。今回の連携により、「LaunchCart」を利用する事業者のショップからの案内の配信、配送状況の確認、顧客ランク別のマーケティング施策の実施などを可能にし、ニーズに対応を図った。




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