セガトイズ、業界初の「下取りサービス」が好評 トレンドを反映した玩具もECで人気

玩具の開発から販売までを手掛けるセガトイズのECが好調だ。業界初の不要な玩具を下取りするサービス「SEGA TOYS エコプロジェクト」が好評だという。トレンドを反映した玩具にも強みがあり、人気の「キャラクターパソコントイ」で今年の「日本おもちゃ大賞」の受賞も狙う。

「SEGA TOYS エコプロジェクト」は、子どもの成長に伴い、玩具が不要になることに目を着けて開発した。ECサイトで販売する玩具の販売価格の20％で下取りしている。下取りに出す玩具は、購入商品が入っていた段ボールに梱包して発送すれば良い。

下取りの対象商品は、花火などを除く多くの玩具で、他社製品も含む。同サービスの特許も出願している。

「目先の売り上げより、長期的なファンを作りたい」（国内事業本部マーケティングコミュニケーション部 本間瑞季氏）と企業としての思いを語る。

玩具のトレンドは早いため、同社はSNSを駆使して、情報を収集したり、顧客とのコミュニケーションに注力したりしている。イベントやエンタメ施設への訪問や体験を推奨する社内制度「インプットデー」も商品開発力の向上につながっている。最近は「テレワークごっこ」ができるPCのような本格的な玩具が人気だという。


▲「すみっコぐらしパソコンプレミアムプラス」

「子どもの成長に合わせた玩具を提供していきたい。ECサイトは何度も訪問したくなるようなコンテンツにし、店舗との相乗効果を狙う」（同）と語る。