サマリーは5月9日、ソーシャルメディア「Sumally」を7月3日15:00ごろに閉鎖すると発表した。2011年9月の開始から約12年間でサービスを終了することになった。
「Sumally」は自分のフォローしているユーザーの持っているモノ、欲しいモノをフィード上で知ることができるサービスとしてスタートした。「何を持っていて（have）」「何が欲しいのか（want）」というふたつの概念に基づき、利用者を軸にモノの情報が蓄積されていった結果、これまでに250万点以上のアイテムが登録され、今まで知らなかったモノを発見することができる新しい形のソーシャルメディアを形作ることができたという。
サービス終了の理由は、サマリーが別途提供している収納サブスク「サマリーポケット」の成長により注力していくための事業判断だ。サマリーは「テクノロジーで「所有」のあり方をアップデートする」をミッションに、「Sumally」と「サマリーポケット」の2つのサービスを提供してきたが、今後は「サマリーポケット」を通してさらに、多くのユーザーに新たなモノの持ち方の提案をしていけるよう尽力する考えだ。
▲「サマリーポケット」に集中収納サブスク「サマリーポケット」は、専用ボックスに預けたい荷物を詰めて送ると、空調・セキュリティーが徹底管理された環境でお預かりをする宅配収納サービス。荷主自らが足を運ぶ従来のトランクルームとは異なり、宅配便を活用することで居住地域に関係なく、預けたモノを確認したいときも、取り出したいときも、自宅にいながらスマホひとつで操作が可能になる。
「Sumally」内で提供してきた、個人間売買取引（C2C）機能「Sumallyマーケットプレイス」の利用者は、2023年7月3日（月）14:30までに売上金を出金するように案内している。
