2023.05.04

40~50代女性は心のキャパシティ70%以上が3割超 ベルタが変わりめ期女性の本音を調査

女性のライフステージブランド「BELTA」を運営するベルタは4月28日、更年期前後の「変わりめ期女性の現状に関する意識調査」の結果を公開した。40~50代の女性たちは、ココロのキャパシティ70%以上が3割を超えることなどがわかった。約60%と半数以上にのぼる、ココロと体の状態を知りたいニーズに応え、ココロとカラダの状態やバランスを見える化できる「レジリエンスビューティー度チェック」をリリースした。

ベルタは、45歳~59歳の女性の変わりめ期に対し、これからより充実した時間を過ごしたいと考える「will well age(ウィルウェルエイジ)」と定め、この世代のための新シリーズ「BELTA Resilience(ベルタ レジリエンス)」を2023年4月よりスタートした。新シリーズをスタートするに辺り、「カラダ快適レジリエンスプロジェクト」を立ち上げ、2022年12月に更年期前後の「変わりめ期女性の現状に関する意識調査」を実施しており、その結果を公開した。

体調について尋ねた問いでは、「更年期症状がある」と答えた人は24.6%ながら、「心身の不調がある」と答えた人は90.1%と、ほとんどの人が何らかの不調を抱えている結果となった。



「カラダの機能低下を気にする」と答えた人は73.5%と、多くの人が気にしているものの、心身の不調があると答えた人は+16.6ポイントと大きく上回る結果となった。変わりめ期の女性は、カラダの不調を感じるだけでなくココロの部分の不調感も併せ持つこともわかった。

具体的な不調は、更年期症状と言われる内容も多く、自身の不調が女性ホルモンのバランスによるものだとの自覚がない、または更年期症状と認めたくないという意識が垣間みられる結果になった。

カラダの不調では、「肩こりや腰痛」(52.8%)、「疲れやすい」(46.8%)、「寝つきや睡眠の質の悪さ」(36.0%)が上位を占め、多くの人が悩みの1つとしている。ココロの不調では、「ストレス」「やる気が出ない」などが挙がった。特に50代前半では、「ストレスが溜まる」「不安感がある」「ゆううつになる」「孤独感を感じる」など、ココロの不調の数値が高くなる傾向にあった。




最も多い人は17個、平均で4.75個の不調があり、カラダだけでなくココロの不調が重なることでより複雑化し、どのように対処してよいか分からず何もしていない傾向が高くなることが推測できるとしている。

ココロのキャパシティを測るため、自身のココロをコップ、ストレスを水に例えた場合、何%まで水が入っているかをたずねた問いでは、40代、50代では約65%の人が「コップの半分以上」にストレスが溜まっていると感じている結果となった。

注目すべきは50代前半で、14.3%の人が「コップに入ったストレスの水があふれ出ている状態」だと答えている。「ストレスの水が既にコップの70%以上」に達しているキャパオーバー予備軍も31.5%いることがわかった。



40代前半から後半、そして50代前半に数値が高いことから、さまざまなことの変わりめ期の女性は、セルフメンテナンスがうまくいかず、いっぱいいっぱいの状態で過ごしていることが分かる結果となった。



通院、漢方や医薬品を摂取するなど、不調に対し対処しているかをたずねた問いでは、全体の77.8%の人が対処をしていないと回答した。年齢による不安定な状態が始まる40代では、自身の不調に対し、「具体的に何をしたら良いか分からない」と回答した人が65.8%、「ココロとカラダの状態を見える化してほしい」と回答した人が63.9%と、急激な変化に対処しきれない傾向があることが分かった。



50代においても、長期にわたり不調に悩んではいるものの、具体的に何をすればその不調が改善に向かうのか、対処法を見つけられずにいる層が52.5%にものぼった。

具体的な対処として、通院、漢方、医薬品、サプリメントを取り入れている人は、31.9%と少なく、それ以外で「睡眠をとる」「食事改善」「運動」など、具体的な不調に対する対処というよりも健康に気を遣うにとどまる結果となった。全年代を通して、なるべく薬に頼らずに自然のもので対処したいという意向が高いことが、通院や何らかの対処をしない原因とも考えられるとしている。詳しい調査レポートは、ベルタの公式サイトにて公開している。

厚生労働省でもその実態調査を行い、たびたびニュースでも話題になるほど、更年期症状が女性の活躍や生活に与える影響が注目されている。また、「人生100年時代」「健康長寿」といった言葉を聞くことも多くなっている。

一方で、人生の折り返し地点を迎えつつある変わりめ期の女性たちは、日々不調を感じつつも対処をしていない人が68.1%と半数以上に上ることがわかった。「歳だから仕方ない」「病院に行くほどではない」「何をしていいかわからない」など理由はさまざまだが、不調を我慢し続ける人は多い結果となった。

「BELTA」では、年齢に抗いながら若さをキープしようとするのではなく、様々なことを経験してきた自分をポジティブに受け止め、「ちょっと気楽に無理せず楽しく日々を送れば心身ともに健康で美しい自分でいられる」という考え方を「レジリエンスビューティー」と呼び、自身の身体を見直すきっかけにしてほしいと考え、今回の調査結果公開に至ったとしている。

これらの調査結果からベルタでは、変わりめ期の女性をサポートするには、まず自身の状態を知ってもらうことや、知識を深め安心してもらうことが大切と考え、ココロとカラダの状態やバランスを見える化できる「レジリエンスビューティー度チェック」をリリースした。

現在のレジリエンス度(ココロの柔軟度)と生活習慣、漢方体質などを組み合わせ、簡単にいまの自分の状態を見える化できるコンテンツで、LINEで友だち登録をするとより詳細なアドバイスを見ることもできる。管理栄養士やダイエットアドバイザー等、専門家への無料相談のサービスも利用することも可能だ。

変化を感じはじめる40代~50代までの、ココロと体の状態を知りたいニーズは約60%と半数以上にのぼるとし、いまを見える化し、その人に合ったサポート内容でアドバイスを見られるようにすることで、ココロもカラダも楽に快適を目指す。




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