2023.04.20

ハコスコ、ARの新機能発表 メタバースEC「メタストア」で購入促進

導入事例・デモスペースのイメージ

ハコスコは4月10日、メタバースECサービス「メタストア」の機能強化を発表した。スマホ向けにAR(拡張現実)表示機能を追加し、購入促進につなげる。他にもグーグルアナリティクスの設定が可能になり、スペースにアクセスした人数などを計測できるようにした。

「メタストア」はテンプレートからEC機能が付いたメタバース空間を構築できるサービス。2022年11月にサービスを開始しており、すでにアパレルや雑貨店で導入されている。5Gの環境整備や暗号資産などは不要で、1つのスペースに固定のURLを作成することでメタバースを利用できる。

「時間や空間の制限のないECと、コミュニケーションの取れる店舗の良さをかけ合わせたサービスとなっている」(藤井直敬代表)と話す。

EC構築システム「Shopify(ショッピファイ)」と標準連携しているが、ECサイトをすでに運営している場合は外部リンクを付けて購入を促すことができる。

今回発表したAR機能は、メタバース店舗に置いてあるGLB(3Dモデルのファイル形式)の商品に対応する。スマホでQRコードを読み込み、バーチャルな視覚情報を現実環境に重ねて、商品の具体的なイメージを表示する。例えばインテリアを自室に設置した様子を確認できる。
 
「メタバースは新しい技術として『ハレ』だったが、単発のイベントとしては費用対効果が下がり始めている。これからは『ケ』としてメタバースECを日常に取り入れられれば良いと思う」(同)と語る。





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