2020.05.20

Nint、コロナによる3大モールの売上伸長ジャンルを調査 「衛生用品」「巣ごもり」関連の伸びが顕著

3大ECモール合計の月次売上昨対比の推移

ECリサーチツール「Nint Ecommerce」を提供するNintは4月20日、外出自粛や休校、在宅ワークの影響がEC市場にどのような変化をもたらしているかを調査した「新型コロナウイルスの影響によるEC市場動向調査レポート」を公開した。「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」の3大ECモール合計の売上前年比は、1月から月を追うごとに増加している。

モール毎の商品ジャンル前年比伸長TOP50では、いずれのモールにおいても半数以上のジャンルにおいてコロナの影響が見られ、コロナ対策商品、巣ごもり消費関連商品、テレワーク関連商品の増加が顕著となっている。

同調査は、Nintが提供する「Nint Ecommerce」のデータを用いたもの。「Nint Ecommerce」は、ECモールに掲載されている商品ページ、ランキング情報、レビューなどの公開情報を収集・蓄積、独自開発の統計技術をかけあわせ、推計値として売上・販売数を算出している。


「Nint Ecommerce」のデータをもとに調査

2020年と2019年の1月~3月の月次売上を比較した「3大ECモール合計の月次売上昨対比」では、例年1月より売り上げが少ない傾向にある2月が、2020年においては1月を上回っている。また昨対比は、1月107%、2月113%、3月114%と増加している。

月次の売上金額をジャンル毎に調査し、2020年3月の売上1000万円以上のジャンルを売上前年比が高いものからランキングした「ECモール毎の売上伸長ジャンル」では、商品の特性や商品レビューからコロナ動向が販売に影響していると推察されるジャンルをECモールごとにピックアップしている。


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