楽天グループ（楽天）は3月29日、「楽天市場」における母の日のギフトトレンドを発表した。楽天は2023年のトレンドとして、「外向き需要」「脱マンネリ」といったキーワードの注目が高まると予測している。
【＜画像5点＞「楽天市場」の「母の日」注目アイテムはこちら】「楽天市場」では、「母の日」向けの花ギフトの種類が年々、豊富になっている。定番のカーネーションだけではなく、あじさいやバラなども人気だという。
「お花は種類が豊富なのはもちろん、花瓶が不要な自立するブーケ型の花束のような商品も出ている」（楽天市場マーケティング部 関根周治氏）と紹介する。
▲花関連ギフトのバリエーションも豊富スイーツやファッション小物も人気カテゴリーとなっている。
「スイーツでは、有名ブランドの母の日限定スイーツだけではなく、地方のお取り寄せ商品もたくさんそろえている。ファッション小物は日焼け対策関連のアイテムが人気だ」（同）と話す。
▲人気の日焼け対策アイテムコロナ禍にはギフトを早めに購入する「早期化」の傾向が進んでいたが、コロナの沈静化が進む今年は、「早期化」の傾向が薄まる見込みだ。
「外向き需要」が拡大と予測
コロナ沈静化に伴い、「外向き需要」が拡大すると見込んでいる。
「2022年までおうち時間を充実させるギフトが好調でした。2023年はこのトレンドが変わる。マスク着用ルールの緩和、5月にコロナの感染法上の分類を5類に移行するというニュースの影響で、ギフトのトレンドも大きく変わるとみている」（同）と話す。
実際、今年1～2月の「母の日」キーワードを含む商品の流通額では、「レディース帽子」が前年同期比約90％増、「日傘」が同約60％増となっている。
他にも「マスクオフ」のニーズ拡大により、「アイシャドウ」が同約570％増、「チーク」が同約110％増となっている。
「脱マンネリ」のニーズも顕著
母の日に関する意識調査では、「毎年同じような商品を送ってしまう」（28.3％）、「贈りたいものが思いつかない」（22.3％）という課題感を吐露する回答が多く寄せられた。
「アンケート結果のお困りごとのキーワードをテキストマイニングしたところ、『贈る』の周りに『マンネリ』『ワンパターン』『ネタ切れ』というネガティブなワードが並んでいる。ギフト選びへの悩みが浮き彫りになっている」（同）と語る。
母の日に定番品を贈ることに課題感を持っているユーザーが多いことから、楽天としてもマンネリ脱却を望む「脱マンネリ」というキーワードに注目している。
「脱マンネリ」を望むユーザーが定番の花と何かのセット商品を求める傾向があるという。実際、昨年の母の日商戦における検索キーワードランキングを見ると、5位に「母の日 スイーツ 花 セット」が入っている。10位には「母の日 花以外」が入ったという。
花に何かを組み合わせたり、花以外を探しているユーザーが増えているようだ。
楽天ではユーザーのトレンドを踏まえて、母の日に向けた特設ページを開設する。
3月29日には、「お出かけをより楽しく！気持ち晴れる母の日ギフト2023」を開設した。母親が外出したくなるような「リップクリーム」や「レディース帽子」、「日傘」のほか、花とコーヒーやスイーツなどを組み合わせた「新定番フラワーギフト」などを紹介している。
▲特設サイト「お出かけをより楽しく！気持ち晴れる母の日ギフト2023」を開設4月3日には、ギフト特集ページ「楽天市場 母の日特集2023」を本格公開する。「あなたが選ぶ、だからトクベツ」をコンセプトに、花やスイーツなどの定番のギフト商品だけでなく、受取り手のライフスタイルや予算ごとに合わせた商品を約35万点紹介する予定だ。
■「お出かけをより楽しく！気持ち晴れる母の日ギフト2023」https://event.rakuten.co.jp/mother/tieup/gifttrend/■「楽天市場 母の日特集2023」https://event.rakuten.co.jp/mother/※4月3日まではプレページ
