2023.03.21

ブイクック、ヴィーガン惣菜サブスク「ブイクックデリ」再開 サービスを拡充して復活

ヴィーガン生活を支えるプラットフォームを運営するスタートアップのブイクックはこのほど、商品累計販売食数1.6万食の日本初ヴィーガン惣菜サブスク「ブイクックデリ」を販売再開した。毎回のメニュー選択、300種類以上の他のヴィーガン商品の同時配送など、パワーアップした内容で忙しいヴィーガン生活者をサポートする。

ブイクックは、誰もがヴィーガンを選択できる「Hello Vegan!」な社会の実現を目指し、ヴィーガン商品専門ネットスーパー「ブイクックスーパー」、ヴィーガンレシピ投稿サイト「ブイクック」を運営。このほど、ヴィーガン惣菜サブスクサービス「ブイクックデリ」の再販を開始した。冷凍で届くため、レンジ暖めるだけで栄養バランスの取れたヴィーガン料理を楽しむことができる。

「ブイクックデリ」は、毎日料理をする時間の余裕はないが、バランスの良い食事を取りたいヴィーガン生活者のため、日本初のヴィーガン惣菜サブスクとして2020年11月にクラウドファンディングを実施。目標額約150%達成を経て、2021年3月に販売を開始した。「ブイクックデリ」ブランドでの販売は1度終了したが、このほどパワーアップして販売を再開した。

ヴィーガン生活を支えるために、簡単さ・栄養バランス・美味しさ・便利さ・環境配慮など、こだわり抜いたサービスを提供しており、レンジで4~5分温めるだけで、自宅で簡単にシェフのヴィーガン料理を楽しむことができる。好きなメニューを毎回自身で選択できるという特徴も備え、注文時にサイト上で10メニューの中から気に入ったものを選んで注文できる。以前の提供時は自身では選択できなかったため、「〇〇が食べたいけど届かない」「〇〇が苦手なので…」という声が多かったとし、復活を機にパワーアップを図った。



すべてのメニューを大使公邸料理人としてブラジル、トンガで勤務し、病院、学校、社員食堂などでの勤務経験を持ち、栄養士でもある遠藤雅文氏が監修。全メニューにタンパク質11.5g以上が含まれ、それに加えて野菜を多く摂取できる栄養バランスが取れたヴィーガン料理となっている。


▲遠藤雅文シェフ

ブイクックデリの配送時に、代替肉や冷凍惣菜、スイーツなどの「ブイクックスーパー」で取り扱う約100以上の冷凍商品を同梱配送で購入することも可能だ。送料をまとめることができるため、他のヴィーガン商品も気軽に試すことができる。



ヴィーガン料理は食べるだけでできる社会的なアクションでもあり、環境への貢献も可能だ。例えば、牛肉などの動物性タンパク質から大豆へ置換すると、1食あたりのCO2排出量が乗用車の走行距離9.61km分削減できる。また、容器は紙製品を使用することでプラスチック使用料を削減している。


▲紙製の容器

「ブイクックデリ」は、1回で6食分冷凍配送する仕組みで、1週間に1度・2週間に1度・4週間に1度から配送の頻度を選択できる。価格は6色で5940円(税込/送料別)。「ブイクックデリ」の復活を記念し、3月末まで100名限定で、初回30%オフで提供するキャンペーンを実施している。

2021年3月に正式提供を開始した「ブイクックデリ」は、累計販売食数1.6万食を達成。順調に運営する一方で、「ブイクックデリという1つの商品だけを提供し続けても、誰もがヴィーガンを選択できる“Hello Vegan!”な社会を実現できない」 という意見が社内メンバーの中で強まってきたことから、未だ山積みのヴィーガン生活の課題をより多く・より深く解決するために「ヴィーガン商品のインフラ構築」に集中するべく、2021年5月に事業をピボットした。

その後、2022年9月からヴィーガン商品専門「ブイクックスーパー(旧ブイクックモール)」の提供を本格的に開始。代替肉・冷凍惣菜・パン・スイーツなど、300商品以上の商品が揃い、これまで各ECサイトでそれぞれ購入していたヴィーガン商品のワンストップでの提供を実現した。300商品以上を一括購入できるサービスとして利用者からの好評を得ており、今だからこそ「ブイクックデリ」を復活させるべきだとの決意に至ったとしている。

多くの商品が販売される中、未だに「調理なしで食べられるヴィーガン料理」は不足しており、「ブイクックデリ」を通じて調理する時間の余裕がないヴィーガン生活者を支えていく考えを示した。




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