2020.05.19

グリーンラボ、産直野菜や加工品のECサイト「ベジ食」開設 外食産業の仕入れコスト削減を支援

農業ベンチャーのグリーンラボは5月15日、自社や契約農家が生産する野菜と加工品を提供する産直ECサイト「べジ食」を開設した。野菜のD2C事業を開始。消費者も購入できるが、メインターゲットは飲食店。直販によってフードサプライチェーンコストを圧縮し、飲食店の仕入れコスト削減を支援したい考えだ。

「べジ食」では、三ツ星ハーブや新鮮野菜、オリジナルのジェノベーゼソースやバジルソルトなどの食材・加工品を、直販ならではのバリュープライスで販売。飲食店向けの大容量の西洋野菜(100g×3袋)なども提供する。またこれまで飲食店を中心に納めていたプロ品質の食材を、個人の消費者も購入することができる。


同社が出荷している「スイートバジル」


オリジナルジェノベーゼソースなど加工品も販売する

新型コロナウイルスの影響により、外食産業界は大きな打撃を受けている。農業は出荷先があって初めて成立することであり、外食産業界を含めたフードサプライチェーンを維持する事が最重要だとの考えを持つ同社では、自社生産のバジルを飲食店へ無償提供する「新型コロナ対策支援第1弾」を先月より実施している。その応募で得られたアンケートにおいて、「ハーブは価格が高い・量が少なく思い切り使えない」といった声が飲食店などから寄せられたことから、ニーズに応え、より低価格で提供する手段としてD2C事業の開始に至ったとしている。

自社圃場にて生産事業も行っているメリットを生かし、大量生産の依頼に応じて契約栽培にて栽培受託する事業も展開予定だという。


「べジ食」

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