輸入代行事業などを行うBAYSEAN（ベイシアン）は2022年12月8日、韓国インテリア家電ブランド「KOMMA（コンマ）」のECサイト「KOMMAオフィシャルサイト」の運営を開始した。同社は「コンマ」の日本総代理店。取り扱う商品は空気清浄機「Löv（ロブ）」で、日本で販売するのは初めて。
「コンマ」は韓国のスタートアップ企業によるブランド。韓国内では「ロブ」を2022年4月から販売している。韓国では空気清浄機を製造する競合企業が多いため、国外をターゲットにした。スタートアップの強みとして、今までにない戦略や取り組みで、世界に発信していく方針だ。
「ロブ」は、生活空間のどこに設置してもなじむデザインが特徴。空気清浄機は場所を取る大きさの物が多いが、「ロブ」は壁に掛けられるように、厚さ約8センチメートル、重さ3.4キログラムとした。壁に掛けることで、触っても倒れる心配がなく、小さい子どもがいる家庭や、ペットを飼う家にも適している。壁以外にも、棚や机の上に置いて使用するためのスタンドも別売りしている。
▲「ロブ」は置き型だけでなく壁にも掛けられるメインターゲットは30～40代の女性。多機能の空気清浄機は多数あるが、「機能を入れすぎても使用しなければ意味がない」「難しくて使いこなせない」という人に向け、機能面はシンプルにした。
ECサイトは現在、空気清浄機だけの展開だが、開発する中で空気力学の研究を重ねており、今後は、そのノウハウを生かし、ドライヤーや加湿器といった商品を作っていく考え。また、韓国では１人暮らしが増えているため、狭い空間で場所を取らずに使用できる商品作りを進める。
オフラインでは、2022年12月に「二子玉川 蔦屋家電」で先行販売を行った。ペ・ジュンヒョンCEOは「順次オフラインの展開をしていく。リノベーション専門業者など、法人向けとしても販売したい」と話す。
