2023.03.09

エクスプロージョン、プロテイン工場を稼働へ 出荷量増加に対応、OEM事業も検討

大谷憲弘CEO

「X‐PLOSION(エクスプロージョン)」ブランドでプロテインのECを手掛けるエクスプロージョンは、4月にプロテインの自社工場を稼働させる予定であることを明らかにした。アマゾンをはじめとしたECでのプロテインの出荷量が大幅に増加していることから、安定した供給を行うため、自社工場を建設したとしている。将来的に、他社のプロテイン製品を製造するOEM事業を開始する計画があることも明らかにした。

エクスプロージョンは、「世界一安価なプロテイン」を掲げて、プロテインのECを運営している。2022年12月期は、前期比20%以上の増収になったとしている。同社は売上高を明らかにしていない。

コロナ禍のダイエット需要を取り込めたことが増収の要因になったという。大手食品メーカーのプロテインの半額近い価格で製品を販売するなど、価格競争力を失わなかったことも、増収の要因になったとしている。

同社では現在、複数のOEM工場に、プロテインの生産を委託しているという。ただ、プロテインの販売量が委託先の製造限界を超えるリスクが考えられるようになったため、自社工場を建設するに至ったとしている。

新工場でのプロテインの生産量は月間1100トンを見込んでいる。フル稼働した場合、月間2200トンまで製造することが可能だとしている。

プロテインの生成から充填(じゅうてん)まで、工程のほとんどを自動で行える設備も備えているという。

同社の大谷憲弘CEOは、「若くて経済的に余裕のない学生にこそ、タンパク質を取ってもらいたい。プロテインを安価で気軽に飲んでもらえるようにしたい」と話している。




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