2020.05.14

サヴァリ、 ECモールの直販伸長 大手モール出店店舗の分析を発表

ネットショップの運営代行などを手掛けるサヴァリは5月11日、2019年の「楽天市場」「アマゾン」「ヤフーショッピング」に出店する店舗に関する調査結果を発表した。調査結果によると、大手の3モールではいずれも、モールによる直販の比率が高まっていることが分かったという。

サヴァリでは毎年、ECモールの出店店舗の分析を発表している。店舗のレビュー数や商品数、店舗を評価する数値(スコア)を独自に集計。レビュー数が多い店舗についてランキング形式で集計している。

「楽天市場」では、レビュー数トップ10店中7店が、「Joshin web」や「サプリ専門店 オーガランド」といった、ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞常連店舗だった。1~3位は、楽天自体が運営する店舗が占めた。

1位の「爽快ドラッグ」は、58万件以上のレビューを獲得した。30位でも、10万件以上のレビューを獲得していることが分かった。トップ30はすべて、店舗のスコアが4・1以上であったという。

「ヤフーショッピング」では、楽天が出店する「爽快ドラッグ」と「ケンコーコム」がレビュー数1位と2位を独占した。「ヤフーショッピング」では、商品点数を多く扱う店舗ほど、レビューがたくさんつけられていることが分かったという。ヤフーショッピングのレビュー数トップ30店は、店舗のレビュー数が5万件以上となっていたという。

一方、アマゾンでは、レビュー数が1万件を超えれば、レビュー数トップ30位を目指せることが分かったとしている。

サヴァリでは、ECモール自体が直販する店舗が増加していることから、アイテム数やレビュー数で、中小店舗が競争に勝つことは難しいと総括している。競合店舗や競合商品を研究しつつ、他社にまねできない独自商品を持ち、小さい市場で競争力を持つことが競争に勝つことだと結論付けている。

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