2023.02.09

「第10回 食品産業もったいない大賞」を発表 農林水産大臣賞には日本アクセス

日本アクセスを食品ロスを出さないように寄付などを実施

(公財)食品等流通合理化促進機構(事務局東京都)は1月30日、第10回となる「食品産業もったいない大賞」の表彰式をオンラインで開催した。農林水産大臣賞には、総合食材EC「SmileSpoon(スマイルスプーン)」の運営などを行う日本アクセスが選ばれた。AIを活用した、発注の最適化や、食品ロスを削減できる商品開発など、同社の「製・配・販をつなげて取り組む食品ロス削減」が評価されたとしている。
 
「食品産業もったいない大賞」は、(公財)食品等流通合理化促進機構が主催、農林水産省が協賛している。食品産業の持続可能な発展に向け、「廃棄物の削減・再利用」「教育・普及」などの観点から、実績を挙げている企業を表彰している。
 
農林水産省大臣官房長賞は、オイシックス・ラ・大地、アレフ、熊本県立熊本農業高等学校養豚プロジェクトが受賞した。
 
食品のECなどを展開するオイシックス・ラ・大地は、ふぞろい・規格外商品などの販売によるフードロス削減や、サブスクによる食材ロス率の軽減などが評価された。
 
審査委員会審査委員長賞には、三本珈琲とZEROが選出された。
 
カフェ運営やコーヒーのECなどを展開する三本珈琲では、これまで規格外で捨てられていたコーヒーを使用したオリジナルブレンドを発売した。購入者が、売上金の一部をフードバンクに寄付できるようにするなど、企業・購入者の双方が社会貢献できる仕組みにしていることが評価された。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事