2023.02.07

chipper、ChatGPTでSEOライティングを自動化 Webメディアの記事作成ツールのβ版を提供

EC/D2Cを中心とするマーケティング総合支援を行うchipperは1月31日、最新の対話型言語モデル「ChatGPT」に使われている人工知能(AI)を活用した「Webメディア記事自動作成ツール」のβ版の提供を開始し、SEOライティングの自動化の実用に向けた検証に協力してくれる企業の募集を開始した。SEO対策のライティングにおける課題解決を目指す。

chipperはこのほど、同社がこれまで培ったSEO知見と、OpenAI社の提供する「ChatGPT」の技術をかけ合わせて応用することで、手間のかかる記事作成作業を大幅に短縮できる「Webメディア記事自動作成ツール」のβ版の提供を開始した。

OpenAI社の「ChatGPT」は、ユーザーが入力したテキストを解析し、自然な文章を生成することができる最新のAIシステム。「ChatGPT」の基礎となる人工知能(AI)の一部は、OpenAI社が提供するAPIを利用することで、開発者がアプリケーションやサービスに組み込んで使用することが可能だ。

これにより「Webメディア記事自動作成ツール」では、適切なキーワードを含んだ文章を生成でき、SEOに効果的な記事を作成することができる。既に一部既存クライアントを始めとした複数社でテスト導入中で、効果的な記事のライティングを従来の10分の1程度の時間に圧縮できたケースも確認できたとし、次のステップとして既存クライアント以外での検証を進めて参いく考えを示した。

今回、「Webメディア記事自動作成ツール」のβ版の提供を開始するとともに、AI技術を活用したSEOライティングの自動化の実用に向けた検証に協力してくれる企業の募集を開始した。

一般的なSEOライティングの作業は、①キーワードリサーチ、②タイトルの作成、③コンテンツ計画、④調査、⑤概要の作成、⑥本文の作成、⑦キーワードの適切な配置、⑧インタラクティブな要素の追加、⑨エラーチェック、⑩リンクの追加の10ステップで構成されている。「Webメディア記事自動作成ツール」を使用すると、このうちもっとも工数のかかる2~7を自動化により圧縮することができる。

chipperでは、戦略設計や新商品企画のみだけではなく、Web集客の手法として、SNSやSEO対策に関する支援を強化してきた。一方で、SEO対策の中でも、ライティング(記事執筆)については多くのステップが存在するため、現実的に工数の削減に限界があ、その工数を割くことができず運用を断念し、集客に限界が生じてしまう悩みが多く寄せられていた。こうした状況を受け、話題の対話型言語モデル「ChatGPT」の根幹をなすOpenAI社の技術を活用したツールを開発し、ライティングの抜本的な課題解決を目指すとしている。




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