2023.01.30

完全栄養食「CENZ BAR」のMITORA、「完全植物性で無添加」は世界初 商品力生かし広告費かけずに成長

鈴木暁文社長

1本で本で48種類の栄養を摂取できるバータイプの完全栄養食を販売するMITORAは、こだわりの商品力を強みとして、広告費をかけずに成長してきた。完全栄養食の中でも「完全植物性で無添加」であるのは、世界初だという。

バータイプの完全栄養食「CENZ BAR(センズバー)」は、100%植物性の素材を使っている。添加物は一切使用せず、スーパーフード(一般的な食品より非常に栄養価の高い食品)をふんだんに用いている。

「非常に栄養価が高いモリンガ(ワサビノキ科)の存在を知り、これを用いれば植物性の素材だけで完全栄養食を開発できると思った」(鈴木暁文社長)と言う。

無添加で完全栄養食を開発するのは難しい。植物だけで1食に必要な全ての栄養素を補うのも簡単ではない。栄養面だけではなく、味を調えるも課題だった。開発が困難だからこそ「面白そう」(同)と思い、メンバーが得意分野を生かし、商品化に成功した。

広告費はかけず、商品の改善に多くの資金を費やしている。商品力に磨きをかけ、完全栄養食を探す人に興味を持ってもらえる商品を目指した。

「メディアにも取り上げてもらえるように、露出を高めることに注力した」(同)と話す。


▲完全栄養食「CENZ BAR」

感度の高いインフルエンサーに取り上げられる機会が増え、商業施設からも声が掛かるようになった。

2021年3月には、「マルイ上野店」に出店し、半年間販売した。2022年8月からは、「伊勢丹新宿店」に期間限定のポップアップショップを開設した。

2022年10月から、首都圏にある133店舗の「ナチュラルローソン」で「センズバー」の取り扱いが始まっている。

ECサイトも強化している。サイト内に「こんな時に」というページを設け、「センズバー」の利用シーンを分かりやすく紹介している。

商品力の強化やECサイトの改善、リアルの売り場での露出拡大が売り上げ向上につながっている。

2023年中には、「センズバー」をさらに改良し、リニューアルした商品を発売する予定だ。2年以内にドリンクタイプの商品も販売したいという。





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