2023.02.01

Lifeit、ジャンルの異なるEC運営で切磋琢磨 9サイト運営のノウハウでEC支援事業も

植田元気社長

Lifeit(ライフイット)では、ジャンルの異なる9つのECサイトを運営している。各ECサイトの責任者が、商品の仕入れや、ECサイトの運営を行うことにより、売り上げや利益面での良いライバル意識が生まれているという。「切磋琢磨のEC運営」が好循環を生み、売り上げを伸ばしているようだ。

各ショップを運営する上で、「やらされ仕事ではなく、やりたい仕事を任せたい」(植田元気取締役社長)と話す。各ショップの担当者は、「ペット好き」「インテリア好き」など、商品への愛着が強い点が特徴だという。「商品への愛着があるからこそ、顧客目線にもなれる。『サイト運営において重視すべき点はどこなのか』を全員が日々考えている」(同)と話す。

商品の仕入れから、売り上げの管理、コスト・利益管理にいたるまで、各ショップの管理は、そのショップの担当者が行っている。「適正な商品単価や配送費などは、コスト意識がなければ見えてこない。顧客目線と経営者目線の両方の視点での運営を心掛けてもらっている」(同)と話す。

一方で、運営を分散させることのデメリットもあるという。「九つのサイトを運営しているので、単純に作業が9倍になることはある。その分、『業務の効率化』には力を入れている」(同)と話す。


▲ジャンルの異なるECを運営

近年は、自社で培ったノウハウを生かした、EC支援事業の需要が急拡大しているという。「複数のECを運営し、効率化しながら、売り上げを伸ばしている、といった点を高く評価してもらっている。支援事業は、単なる『運営代行』ではない。教えつつ一緒に運営していくような形をとっている。自社ECや楽天市場で販売を始めたが、広告などのノウハウがないといった顧客からの問い合わせが増えている」(同)と話す。

「2022年はコロナの影響もあり、売り上げよりも利益を重視した『守りの1年』だった。2023年は、自社ECと共に、支援事業の売り上げも伸ばし、増収増益を目指していく」(同)と話している。





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