2023.01.29

SAKEPOST、日本酒の新たな市場を開拓 毎月ポストに届く3銘柄は飲みきりサイズ

「SAKEPOST」の容器はパウチ型

新潟県で日本酒関連事業を展開するFARM8(ファームエイト)は、ポストに日本酒が届く定期便サービス「SAKEPOST(サケポスト)」を展開している。このサービスは①容器はパウチ型 ②銘柄などの情報はQRコードから確認可能 ③酒蔵とのコミュニケーション機能を備えている――という特徴があるという。ユーザーの半数以上が、20~30代。「若者」という新たな顧客層の開拓に成功している。

「サケポスト」は、同社が厳選した、主に新潟県の地酒が毎月3銘柄ポストに届く。届く日本酒は全て違う銘柄で、飲み比べを楽しむことができるという。1銘柄100ミリリットル入りで、1人でも飲みきりやすいサイズとなっている。

プランには①日常酒プラン(月額税込1210円・送料同税込264円) ②吟醸酒プラン(同1980円、送料264円) ③ダブルプラン(同3190円・送料無料)――がある。酒の種類や本数でプランが異なる。新規の申し込みでは、気軽に始められる「日常酒プラン」が選ばれることが多いそうだ。

同サービスの特徴の一つは、日本酒が瓶ではなく、パウチ容器に入っている点だという。ユーザーは自宅の受け取り時間を気にせず、ポストで受け取ることができる。3銘柄が入っていても、重量は500グラム以下だそうだ。瓶入りと比較して大幅に重量を下げられる。軽量配送を生かし、海外展開も行っているという。


▲パウチ容器に入った日本酒

同社は新潟県内の酒蔵との提携を進めており、提携酒蔵の数は、累計43蔵となっている。2021年11月にサービスを開始した当時の提携先は7蔵だったという。今後も提携先を拡大していくとしている。

ユーザーの手元に届いた段階では、銘柄の情報は開示されず、飲んでみるまで分からない仕様になっている。パウチのQRコードをスマホなどで読み取ると、日本酒の銘柄や、醸造している酒蔵の情報を確認できるようになっている。

QRコードを読み込み開いたページで、ユーザーは「甘口?辛口?」「香りは?」といったアンケートに回答できる。他のユーザーの回答はグラフ化され、飲んだ酒の感想を確認できるようにもなっている。

酒蔵に直接メッセージを送ることができる、「酒蔵へポスト」というコミュニケーション機能も用意している。日本酒を造った酒蔵の蔵人に、感想や意見を届けることができるという。





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