2023.01.25

eギフトのAnyReach、1.1億円の資金調達を実施 サービス開始から8カ月間で500社に導入

eギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」を運営するAnyReach(エニーリーチ)は1月25日、シードラウンドにてCoral Capital、XTech Ventures、グローバル・ブレインを引受先とした1.1億円の資金調達を実施した。調達した資金は、国内企業への導入の促進、海外展開のための準備に活用し、「世界的なオンラインのギフトプラットフォーム」の実現に向けて、事業成長を加速する。

AnyReachは、EC・D2Cを運営する企業が、eギフト(ソーシャルギフト)機能やオンラインギフトに関連する機能を簡単に自社のECサイトに組み込み・提供できるサービス「AnyGift」を運営。住所を知らない相手に贈れるだけでなく、ギフトを受け取る側が受取日時を指定できる機能や、好きな商品を選べるカタログギフト機能などを備え、「オンラインでのギフト体験」を大きくアップデートしている。



導入企業は、ファン層からのギフト送付をきっかけにギフトを受け取った人がその商品を認知し、商品を気に入れば新規顧客として自分用・ギフト用に購入するという好循環が期待できる。 さらに贈る側だけでなく、ギフトを受け取った方の情報も取得でき、マーケティングアプローチが可能になる。ファンがファンを呼ぶ仕組みをギフトで創ることができる。



サービス開始から8カ月間で、導入企業は500社を突破し、eギフトの総流通額は710%以上の成長を実現。さらに拡大を続けている。
このほど、シードラウンドにてCoral Capital、XTech Ventures、グローバル・ブレインを引受先とした1.1億円の資金調達を実施した。



ギフトを贈りたい人にとって、「好きな商品を気軽に贈れない」「サプライズで贈れない」「相手の好みがわからない」と言った課題感に加え、EC事業者にとってもeギフト機能の実装のハードルの高さはいまだ大きく残っている。

一方で、サードパーティークッキーの規制やSNSアルゴリズム変更等により、顧客獲得コストは大きく上がっており、ギフトを活用した新しい集客やファン獲得には多くのニーズがあったとし、AnyReachは調達した資金を元にさらなる国内のEC・D2C企業への導入を進めていく考えを示した。

加えて今後の海外展開のための開発準備や、そのために必要な採用の強化を行うとし、「AnyGift」を軸に世界的なオンラインのギフトプラットフォームを創っていくとしている。

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