2023.01.24

楽天、武庫川女子大学でのEC販促実践授業の総括となる最終回をレポート

楽天グループ(楽天)は、武庫川女子大学で2022年度の通期授業として提供している兵庫県産品のEC販促実践授業において、総括となる最終回の授業を2022年12月5日実施したとし、その様子を公開した。

楽天は、兵庫県内の次代の食産業界を担う人材育成と、地域食産業の活性化を目指した取り組みとして、兵庫県西宮市に所在する武庫川女子大学において、食物栄養科学部 食創科学科の1年生から3年生を対象に、2022年度の通期授業として兵庫県産品のEC販促実践授業を提供した。

この取り組みは、武庫川女子大学、および「楽天市場」の出店事業者であるズーティーとの連携によるもので、武庫川女子大学の担当教員に加え、楽天のECや地域創生事業担当者、兵庫県職員、ズーティーの創業者やEC運営担当者が講師を務めた。兵庫県特産の「岩津ねぎ」を材料とし、同学科の松浦研究室が商品開発に協力した健康食品「ねぎのチカラ」を題材に、消費者に商品を販売するための商品の分析やECページ作成のノウハウなど、EC販売に必要なマーケティングの知見を学ぶ機会を提供した。


▲授業でECページを作成

2022年5月16日から7月22日の前期授業では、商品のマーケティングプランを策定。2022年9月26日から12月5日の後期授業では、ズーティーのサポートのもと前期授業で検討したマーケティングプランに沿って商品ページを企画・作成し、「楽天市場」の兵庫県公式アンテナショップ「兵庫を旅するひょうごマニア」で、実践販売を行った。

最終回の授業では、2つに分かれたチームがそれぞれ、商品ページの概要やメールマガジン、SNSでの告知方法など工夫した点が発表。楽天の講師から、「楽天市場」における商品の売り上げや、商品ページのアクセス人数、転換率、滞在時間などの分析結果を共有し、各チームへの講評とフィードバックを伝えた。


▲授業の様子

ズーティー創業者が事前にEC事業者から集めた商品ページについてのコメントを共有。学生は、それらの内容や講師からのフィードバックをもとに、商品ページの改善点について改めて議論を行った。最後には、武庫川女子大学の担当教員や講師、兵庫県庁の職員からの総評が紹介された。

今回の取り組みについて、担当教員・講師からは、「商品ページをブラッシュアップしていく過程で、レシピ動画を作成したり、キャラクターを立ててみたりと、学生さんの視点で様々な工夫がみられ、どんどんページが良くなっていったと感じている」「Eのプロのフィードバックを得ながら実際にページを作ってみるところまでやりきることができ、大きな学びを得られたのではないかと思う」などのコメントが寄せられた。

学生からは、「商品の良さを伝えれば売れるというものではなく、誰にどうやって売るのかを突き詰めて商品ページ上で分かりやすく訴求することで、ようやく商品が売れることが分かり、商品販売の難しさを痛感した」「商品ページは色を付ければ見やすくなるというわけではなく、情報を整理し配置を変えるだけでも視認性が上がり、より情報が伝わるようになるということを学び、商品ページのデザインは奥が深いと感じた」「漠然と食品開発の職に就きたいと思っていたが、授業を通じてマーケティングの仕事にも興味を持つようになった」などのコメントがあった。




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