2020.05.13

【コロナ対応】丸山製麺、麺類店舗の通販化を6月末まで無償支援 個包装や販売代行も

丸山製麺の丸山和浩社長(写真左)と「おどるめんAKIRA」の国井彰オーナー

業務用麺類製造を行う丸山製麺は5月12日、ラーメンやそば、うどんなど麺類の飲食店に特化した通販化支援事業を開始した。新型コロナウイルスの感染拡大い伴う外出自粛の影響を受け、経営に苦慮する店舗型の麺業態に対し、通販サイトの立ち上げからマーケティング支援を6月末まで無償で提供する。

丸山製麺は、創業62年で培った製造ノウハウを通じ、店舗の運営支援を行ってきた。この度開始した通販化支援事業では、IT企業出身の役員を中心に、通販サイトの立ち上げ支援。SNSの活用方法やWebマーケティングについても適宜アドバイスを行い、ネット集客のノウハウが無い店舗でも簡単に通販サイトを立ち上げられるようサポートする。

合わせて各種麺類の個包装配送も開始。めん類製造免許保有の同社工場にて、製麺技能士たちが製造を行う。原材料表記、栄養成分表示など食品表示法に適した形での提供が可能で、通販や土産麺として安心して活用できるとしている。さらに共同開発した商品については、丸山製麺オンラインショップにての販売も可能。受発注業務・配送業務についても丸山製麺のシステムを利用して販売できる。なお、スープ、具材については調味料製造免許など、保健所の指導に従える店舗のみ取り扱い可能となる。


麺類を個包装で提供

新型コロナウイルスに起因する外出自粛に伴い、飲食店の営業は深刻な状況に置かれているとし、新サービスの提供により「お店に全くお客さんが来ない」「通販にチャレンジしたいがやり方がわからない」「製造許可の観点から、自社で商品開発が難しい」といった課題を抱える店舗の支援を図る。

丸山製麺オンラインショップでは、今回のサービス開始に伴う第1弾として、キッチンカー「おどるめんAKIRA」の「究極のまぜそば」の通販用商品の販売を開始した。


「おどるめんAKIRA」のキッチンカー

「おどるめんAKIRA」オーナー店主 国井彰氏は、「丸山製麺さんは商品梱包技術や自社配送ネットワークをすでにお持ちで、こちらが商品開発に専念できる環境を用意してくださり、大いに助かりました。通販パッケージ特有の栄養成分表示など、至らない知識を親身になってサポートいただけたことにも感謝しています。丸山製麺さんとの二人三脚だからこそ、スピーディに新規事業として通販を立ち上げることができました」とコメントしている。

新たな製麺業界の在り方を模索するため丸山製麺では、スタートアップとのコラボレーションや新たなことに積極的に取り組んでおり、今回のサービス提供を通じて継続的な麺業界の発展に寄与していくことを目標としている。

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