2020.05.11

ECはコロナでアップデートできているのか?

EC業界は新型コロナウイルスが必ずしもマイナスに作用していない、数少ない業界の一つです。コロナによって巣ごもり需要が活性化し、ECの利用者は確実に拡大していると思います。

一方、思わぬ需要の拡大に対峙し、「EC業界はあぐらをかいていないか」とも思ってしまいました。

コロナに苦しむ業界は、(本当に大変ですが)これまでに見られなかった『急激な進化』を遂げている一面もあると思います。

コロナを機にテイクアウトやウェブ注文などを始めた飲食店はたくさんあります。この窮地を乗り越えた後には、通常の店舗営業にテイクアウトやウェブ営業といった武器を身につけ、さらに強く、消費者の心をつかむ業態に進化する可能性があります。

エンターテイメントの業界に目を移すと、劇団員がリモートドラマを配信したり、ミュージシャンがSNSでコラボレーションしたり、ユーザーを楽しませるために知恵を絞って、新しい表現に挑戦しています。

EC業界でも窮地にある飲食店や生産者を支援するなど、コロナに向き合う取り組みを見かけるようになりました。それは素晴らしいことですが、EC自体の進化はそこまで見られません。

ユーザーの感覚は、コロナ前後で確実に変化しています。EC業界もこの機に新しい表現に挑戦し、さらなる進化を遂げれば、よりユーザーの支持を集めることができるのではないでしょうか。

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