2022.12.16

メイクブランド「KATE」、没入体験型ECストア「KATE ZONE」先行公開 既存のECや実店舗と異なるバーチャル空間を提供

カネボウは2023年1月、グローバルメイクアップブランド「KATE(ケイト)」において、新しい自分に出会える体験を可能にした没入体験型ECストア「KATE ZONE」をオープンする。これに先がけこのほど、1つ目のZONEである「ZONE1:LAB」の先行公開を開始した。バーチャル空間でのブランド体験から、シームレスに商品購入までつながる新しいショッピング体験により、メイク購入スタイル刷新を提案する。

カネボウは2023年1月27日、メイクアップブランドのECストア「KATE ZONE」を開設する。「KATE ZONE」は、空間のコンセプトに「秘密基地」を掲げる没入体験型ECストア。遠くに見える都市を背景とした何もないはずの大地に、光を放つ不思議な建築物。その中では、メイクにまつわるあらゆるデータ、ユーザーたちのリアルな声、さまざまなテクノロジーによって、新しい自分に出会える体験ができる。

2022年12月15日には、1つ目のZONEとなる「ZONE1:LAB」を先行公開した。「LAB-実験室-」をテーマにしたバーチャル空間となっており、鏡を持った“Mirror Robot”がZONE内を案内する。LABの内部には、メイクメソッドを提案する「KATE SCAN」、肌の色味や肌質に合った色や商品を提案する「PERSONAL MAKEUP」、なりたいメイク画像からそのメイクに近づくためのKATEアイテムを提案する「FACE HACK」の3つのコンテンツを設置。利用者の顔をAI分析し、「KATE」のおすすめアイテムや、「KATE」独自のメソッドによるメイクアップ術を提案する。



2021年2月に公開し、大きな話題となった「KATE SCAN」は、「KATE」独自のメイクメソッドを習得できるコンテンツ。カメラで自身の顔をスキャンすると、AIが顔の特徴点を84座標から測定。目や鼻の位置、各パーツの幅の比率や顔の輪郭などから顔の特徴を分析し、「KATE」独自のスコアリングによりオリジナルの顔タイプに分類。タイプごとにその人に合ったオリジナルメイクメソッドを提案する。



「PERSONAL MAKEUP」は、スマホで自分の顔を読み取るだけで、アイシャドウ、アイブロウ、ベースメイク、リップからその人だけのおすすめのメイク方法やアイテムが分かるコンテンツ。アイシャドウは、顔のパーツ比率を分析し、108色の「ザ アイカラー」の中からおすすめの4色を提案。「3Dプロデュースシャドウ」を使った骨格印象メイクも紹介する。アイブロウは、眉の太さや長さ、角度からバランスの良い眉の形を分析し、顔のタイプに合う眉が描けるアイテムを提案する。ベースメイクは、その人の肌の色味・肌質をチェックし、合う色やファンデーションのタイプ、リップを見つけることができる。つけたいリップの色に合うベースメイクも併せて提案するので、なりたい印象を操ることも可能となっている。



今回初登場した「FACE HACK」は、 自分が理想とするなりたいメイク画像をアップロードすると、そのメイクに近づくためのKATEアイテムが分かるコンテンツ。アイブロウ、アイシャドウ、リップなどのパーツごとに分析を行い、アップロードした画像のメイクに近い色味の「KATE」アイテムを提案する。アイシャドウは、パレットタイプと単色アイシャドウそれぞれのおすすめアイテムを提案し、パレットタイプの場合は中心として使うべきカラーを、単色アイシャドウについては上まぶた・下まぶた(目頭)・下まぶた(目尻)の部分ごとにおすすめカラーを提案することで、より理想に近づくメイクをサポートする。

「KATE」は、「NO MORE RULES.」というブランドステートメントのもと、既成概念に囚われない、斬新なメイク提唱を行ってきた。「KATE ZONE」は、これまでのコスメ購入スタイルであった、雑誌やSNSで情報収集をして店頭やECで購入するというスタイルから、バーチャル空間でブランド体験をして、買いたい気持ちをそのままにシームレスに商品購入までつなげることができる新しいショッピング体験を提供していく。




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