2020.05.11

韓国で日本人妻がコロナ乗り越え、韓国カバンのEC再開 売上は125%に拡大

ショップオーナーの岡田氏

韓国で日本人妻が立ち上げた韓国カバンを扱うECサイト「Kabaner(カバナー)」は4月25日、新型コロナウイルスの影響で休止していたサイトを再オープンした。5月5日までの期間限定での開設予定だったが、大きな反響を集め5月7日の午前中まで延長。売上高はコロナ前の同期間と比較して125%になったという。

「Kabaner」は、韓国在住の日本人オーナーである岡田氏が運営するカバンに特化したオンラインショップ。ショップ名の由来は「Kaban(カバン)+er(人)=カバンの人」。カバンなら「Kabaner」に頼られたい、という願いを込めたとしている。

岡田氏は韓国人男性との結婚を機に韓国の釡山へ移住。2019年8月、オンラインショップをオープンしたが、出産やコロナの感染拡大などにより、幾度となく休業を余儀なくされた。

しかし、韓国における主婦や外国人就職が困難であること、特に都市を離れた釡山では働き口自体が少ないことを目の当たりにしていた。ショップを発展させることで雇用を増やし、同じ境遇の人たちと共に頑張りたいとの考えから、韓国カバンECの再起を図った。

オンラインショップをただ再開しただけでなく、サイトトップページのデザインを見直したり、韓国デザイナーズブランドを新たに追加して商品数を増加した。韓国インスタグラマーの間で話題のブランド「toae」の日本での先行販売も開始している。取り扱い商品は1000円台のアイテムからあり、20代や30代の女性に人気なプチプララインも数多く扱っている。


韓国インスタグラマーに話題の「toae」も販売

販売再開に手応えを感じた岡田氏は、再び販売の準備を整え、6〜7月に再度、オンラインショップを開店する計画だという。


「Kabaner(カバナー)」

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