2022.12.14

EC構築プラットフォーム「ecbeing」、不正注文検知サービス「O-PLUX」と連携 短期間・低コストで不正注文検知を実現

ecbeingは12月13日、ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」において、かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」との連携を開始した。「ecbeing」を利用するEC事業者は、短期間・低コストでの不正注文検知が可能になった。

ecbeingの提供する「ecbeing」は、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1500サイト以上の導入実績を持つECのパッケージシステム。このほど、不正注文検知サービス「O-PLUX」との連携を開始した。かっこが提供する「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスだ。

今回の連携により、「ecbeing」を利用するEC事業者は、「ecbeing」と「O-PLUX」の機能連携を活用することで、クレジットカードの不正利用や悪質転売等について、シームレスな対策を短期間かつ低コストで導入することができる。

「O-PLUX」の特徴として、3Dセキュアなどの本人認証やセキュリティコードなどの券面認証のように購入者へ情報入力を求めるようなものではなく、「属性行動」や「配送先」などの注文情報から不審な点がないかリアルタイムで解析し判定するため、購入者の購入プロセスに影響を与えず、かご落ちのリスクを抑えることもできる。



また、転売を目的とした大量購入や買い占め行為をはじめ、初回限定品やサンプル商品を転売目的で大量に不正購入する行為に対しても対策がされているため、転売による本来の購入者からのクレームやブランドイメージ低下を未然に防ぐことも期待できるとしている。

一般社団法人日本クレジット協会発表の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2021年のクレジットカード不正利用による被害額は330億円余りに上り、過去最多なった。2022年も1月から3月末までの被害額が100億円余りに達し、過去最多のペースとなっている。

こうした状況において、かっこが提供する「O-PLUX」では、ECサイト運営における「クレジットカード不正」「悪質転売」「後払い決済での未払い」等の様々な不正注文の手口に対し、独自のデータサイエンス技術とノウハウ、日々大量の注文データを審査することで、最新の不正注文の手口にも対応することが可能となっている。

ecbeingは今回の連携により、ECの不正注文への対策の強化が可能となり、ECサイトを運営する事業者が今まで以上に安心して運用できる環境を提供できるとの考えを示した。




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