2020.05.08

初代バチェラー久保氏と司会の坂東氏がコラボ 「CLAS」×「iiwii」で法人向けに現代アートのサブスク開始

MORIYAの坂東工社長(写真左)とクラスの久保裕丈社長

家具のサブスクリプションサービス「CLAS」(クラス)を運営するクラスは5月7日、オンラインギャラリー「iiwii」(イーウィー)を運営するMORIYAと提携し、現代アートのサブスクリプションサービス「Palette(パレット)」を5月15日よりスタートすると発表した。

クラスの久保裕丈社長は、Amazonプライム・ビデオにて配信されている恋愛リアリティの婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」で初代バチェラーを努めた。MORIYAの坂東工社長は、「バチェラー・ジャパン」シリーズで司会役を努めている。「Palette」はバチェラーコンビによるコラボサービスというわけだ。

「Palette」は厳選された現代アートをオフィスやショールームにサブスクモデルで取り入れることのできるサービスとなる。アートコンシェルジュに作品の選定から設置場所、見せ方、配送、設置、交換までを幅広く相談でき、アートを取り入れるのが初めてというケースでも安心して利用が可能だという。

対象エリアは東京都、神奈川県。1点あたり2000円の作品から用意があり、月額費用は合計3万円から利用ができる。利用期間は3カ月からで、購入を希望する場合はそれまで支払った金額を差し引いた額で購入も可能となる。サービス開始に伴い、7月31までの申し込みについて初期費用が無料になるキャンペーンを実施する。

アートはインテリアとして空間に彩りや奥行きを与えるだけでなく、感度の高い作品をオフィスに取り入れることで、企業のブランディングや話題作りにつなげることもできる。アート鑑賞にはリラックス効果や感性を刺激する効果があると言われ、その空間で働く人の生産性向上にも寄与が期待でき、海外ではオフィスやショールームにアートを取り入れるケースが増えている。両社は空間価値の最大化にはアートが欠かせない要素だと考えており、2020年中に100件の導入を目指すとしている。


アートで空間価値を最大化できるという

サービス開始にあたり、クラスの久保社長は、「多くの空間プロデュースをお任せいただく中で、アートの存在が不可欠であるという認識を強く持ちました。それは単純に美的感覚の話だけではなく、その場にいる人の精神性や生産性に大きな影響を及ぼすものであるからです。クラスの重要な役割は”空間価値の最大化”であり、その目的のためにはアートは欠かせないものだと考えています。アートのキュレーションや、協力してくれる作家さん集めを『iiwii』が担い、クラスはそれを世の中に広めるためのプラットフォームとして機能してまいります」とコメントしている。

MORIYAの坂東社長は、「アートのオンラインギャラリーを運営していますが、直接原画に出会う感動を展示会などで改めて学び、直にアートと出会える機会も提供したいと考えるようになりました。しかし現代の日本では様々な理由で日常や生活からアートが遠ざかっています。アートに興味はあるけれども所有するのはハードルが高いという意見もたくさん耳にします。そこでまずは所有でなく『シェア』をする、つまりサブスクという形でアートを一定期間飾ってもらうことが、アートを身近に体験してもらい、出会いのハードルを下げられる方法だと考えました。サブスクは気軽にアートを日常に存在させることができ、時代に合った取り入れ方だと思います」とコメントしている。

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