2022.12.05

「北欧、暮らしの道具店」、公式YouTube再生数1億回突破 3年で平均230%成長

ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは11月29日、「北欧、暮らしの道具店」のYouTube公式チャンネルの総再生回数が1億回を突破したと発表した。これに伴い、2019年から3年間で再生回数が平均230%成長をした背景や、動画による世界観構築と商品訴求のノウハウを生かした、他社企業のマーケティング支援「BRAND SOLUTION」の好調な実績についても公開した。カテゴリーごとのシリーズ展開により、企画の質の安定と登録者増加のサイクルを生み出している。

クラシコムの運営する「北欧、暮らしの道具店」は、「フィットする暮らし、つくろう。」をテーマに、北欧を中心とした様々な国の雑貨を販売しながら、Web記事、音声メディア、ドキュメンタリーやドラマなどを独自の世界観(ライフカルチャー)で発信するライフカルチャープラットフォーム。

「北欧、暮らしの道具店」では、2018年4月のオリジナルドラマ「青葉家のテーブル」の公開を経て、YouTube公式チャンネルの本格的な運用を開始。コロナ下の巣篭もり需要を受けて、2020年の1年間でチャンネル登録者数は4倍に成長し、2022年3月に50万人を突破した。週に2本程度の配信により、公開動画数は約370本に達している。



登録者数の増加と比例して再生回数も伸長しており、2019年から3年間で平均230%成長を達成。このほど再生回数1億回を突破した。

クラシコムは、チャンネル登録者数の成長の背景として、単発の企画や特定のYouTuberを起用せずに、「オリジナルドラマ」「ドキュメンタリー」「Vlog(ブイログ)」などのカテゴリごとにシリーズ展開することで、企画のクオリティが安定すると共に、次のエピソードを見るための登録が増えるというサイクルを生み出したことを挙げた。

さらにLINE、メルマガ、公式アプリのPUSH・ウィジェット通知など、「北欧、暮らしの道具店」の560万アカウントを超えるエンゲージメントチャネルからの誘導も行い、再生回数も安定して成長を続けている。

これまでも人気のあったドキュメンタリーやドラマと並行して、2022年は「北欧、暮らしの道具店」の本サイトで展開するEC販売とのつながりを重視し、商品の試着動画やイメージ動画などを公開。累計4万本超を販売するシーズンボトムスや、3カ月で約8000個を販売している回転スタンプなどの売上にも貢献している。

こうした動画による世界観構築と商品訴求のノウハウを生かした「北欧、暮らしの道具店」の企業マーケティング支援「BRAND SOLUTION( ブランドソリューション)」では、2019年から動画の制作プラン「BRAND MOVIE(ブランドムービー)」を開始。現在は月に1回のペースで企業コラボの動画制作・配信を行っており、YouTubeではこれまでに約40本の動画を公開した。

さらに現在は、ショート動画の可能性にも着目。Instagramではリール動画を使って商品訴求する試みを続けている。2022年10月には、花王「エマール」とのコラボレーションによりリール動画を製作し、3投稿で再生回数は約90万回に達した。これは通常の「北欧、暮らしの道具店」のリール動画と比べても高い数値となった。

ショート動画は、スマホで撮影するなど身近さを演出しており、次々にリコメンドされ手軽に見ることができる特性と合わさり、他のコンテンツよりもさらに、ネイティブ投稿と企業コラボレーションの境目なく、柔軟に受け入れやすいのではないかとの考えを示した。




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