2020.05.07

ものづくりECのニューワールドがマクアケと資本業務提携 山口キャピタルからの資金調達も発表

ニューワールドが運営する日本のものづくりに特化したECサイト「CRAFT STORE」

日本のものづくりに特化したECサイト「CRAFT STORE(クラフトストア)」を運営するニューワールドは5月7日、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営するマクアケと資本業務提携を締結舌と発表した。同時に山口県・広島県・福岡県を活性化させるベンチャー企業投資などを行う山口キャピタルからの資金調達も発表している。


ニューワールドがマクアケと山口キャピタルから資金調達

ニューワールドは資金調達により、ECサイト「CRAFT STORE」の運営だけでなく、商品のプロデュースやイベント企画などにより「日本のものづくり」を活性化する取り組みをさらに強化する。

ニューワールドは2019年2月に、「Makuake」においてクラウドファンディングに挑戦するプロジェクト実行者と、コンテンツなどの制作者を結ぶ「Makuake Creators Network」に参加。プロジェクトページ製作のサポートを行っている。2020年4月からは「オンライン陶器市2020」の共同企画も行っている。資本提携により、今後も共同で新たなプロジェクトを世の中に送り出すとしている。

一方、山口キャピタルは統的工芸品を多く有する山口県・広島県の産地をつなぐ、地方創生を目的とした取り組みを予定しているとし、ニューワールドが運営するオンライン陶器市「CRAFT陶器市」において、山口県の萩焼を特集していることを出資の背景に挙げている。

今回の取り組みについて、マクアケの中山亮太郎社長は、「地方のさまざまなモノづくり産業に対しての愛情とリスペクトが非常に強いニューワールドの皆さんとは、パートナーとしてさまざまなプロジェクトを今までもご一緒させていただいてますが、共感することが多く、何よりもその姿勢に日々感銘を受けています。若い力、手段、感性によって、日本の優れた技術を新たな切り口で羽ばたかせるニューワールドのこれからを応援していきたいと思います」とコメントしている。

山口キャピタル森脇不知奈社長は、「山口キャピタルは地方の課題を解決するスタートアップへの投資に力を入れております。弊社のエリア内にも萩焼をはじめとして数多くの職人がいますが、買い手との接点が十分にないことが課題となっています。この課題を解決する当社のビジネスモデルに共感し、出資させていただきました。今後は弊社が持つ地方ネットワークとニューワールド社が持つブランディング力を合わせて、一緒に地域の価値を高めていきたいと思います」とコメントを寄せている。

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