2022.12.02

永谷園、インスタフォロワー1万人超 健康情報を発信 「睡眠」と「肌」悩みに着目

写真右から通信販売・健康 食品事業部の福井弘幸部長、 萩原美弥子氏、石井美有氏

食品メーカーの永谷園は、健康食品を主力商材としたECサイト「永谷園オンラインショップ」で、女性が健康・美容を手軽にかなえられる健康食品のラインアップを拡充している。インスタグラムでは、健康情報の発信を積極的に行っており、インスタのフォロワー数は3年で1万2000人を超えているという。デジタルチャネルの開拓を進めている。

永谷園は、お茶漬けやふりかけ、即席みそ汁など、家庭の食事の「時短」「簡便」をかなえる食品を長年展開してきたメーカー。健康食品分野では、「時短」にプラスして、「今を生きる女性にいつまでも健康で美しく暮らしてほしい」をコンセプトに、商品開発を行っているという。

「永谷園オンラインショップ」で展開している、主力の機能性表示食品「nerupuru(ねるぷる)ゼリー」は、「睡眠の質の向上」と「肌の潤いを守る」の二つの機能性を表示している。機能性関与成分は「GABA」と「パイナップル由来グルコシルセラミド」だ。

「睡眠」と「肌」に悩みを持っている女性が多いと考え、両方の悩みを気軽にケアできる商品として開発したという。同商品の顧客のボリューム層は、40~50代の女性だとしている。

同商品の購入者は、グーグルのリスティング広告やフェイスブック広告などから流入することが多いという。同社ではECサイトとは別に、「永谷園フレンズ」というメンバーズサイトを運営している。同サイトの会員向けのメールマガジンで商品紹介した際の反応が特に良いという。


▲「nerupuru(ねるぷる)ゼリー」

同社では12年にわたって食品の通販事業を展開していたが、2019年に終了。2021年に、通販事業を再開したのだという。

コロナ禍に突入し、国内市場全体でECの利用が増加したことを踏まえて、食品ECへの再チャレンジを決断したとしている。

以前のECでは、お茶漬けなどの食品を主力商材としていたが、再チャレンジでは、健康食品を主力商品として扱うことにした。再開後のECでは、SNSでの情報発信を積極的に行うなど、デジタルでの顧客コミュニケーションを主眼に置いているという。

ECサイト開設に先駆けて開始したインスタグラムのアカウント「永谷園Health&Beauty(ヘルスアンドビューティー)」は、1万2000人がフォローしている。商品を紹介しているだけでなく、健康的なレシピの紹介も行っている。むくみの解消法などの健康情報も発信している。






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