2020.05.05

楽天、飲食店向けテイクアウトサービス開始 コロナ対策支援で10月31まで利用無料

楽天は5月1日、レストランやカフェなどの飲食店が、テイクアウトの受注・決済が可能なウェブサイトを作成できるオンライン注文プラットフォーム「楽天リアルタイムテイクアウト」の申込み受付を開始した。サービスの提供開始は5月7日。新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、10月31日までの期間は初期費用および月額利用料などの利用料(クレジットカード決済手数料などを除く)を無料で提供する。

「楽天リアルタイムテイクアウト」は、オンラインで注文・支払いが可能なテイクアウト用のウェブサイトを簡単に作成・編集できるセルフサービスプラットフォーム。消費者は、スマートフォンやPCサイト上から近隣の飲食店におけるテイクアウト可能な商品を選び、楽天IDを利用して事前注文および決済を完了できるため、実店舗での商品の待ち時間を解消できる。また楽天IDによる決済では、購入金額に応じて楽天ポイントを貯めることも可能となっている。



新サービスの名称

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、飲食店ではテイクアウトサービス導入への必要性が高まっている。10月31日までの利用料を無料化し、5月中旬から商品登録や受注管理用のスマートフォン端末の無償貸与も実施する予定。飲食事業者の経営状況などを鑑み、10月31日までの期間中は、「楽天リアルタイムテイクアウト」を通じて事業者が得る収益は最短で翌週に入金するとしている。

楽天グループは、米国で運営するRakuten Readyにおいて、米国・カリフォルニア州サンマテオの飲食事業者を対象に「Rakuten Takeout」の名称で2020年4月より同様のサービスを提供している。国内向けの「楽天リアルタイムテイクアウト」は、サービスの開始時に先行導入店舗として、東京都の渋谷駅および五反田駅の周辺地域にある飲食店187店舗から利用が可能となる。以後、申し込みのあった全国の飲食店に順次拡大していくとしている。

5月7日には、提供開始を記念した消費者向けのキャンペーン「スマホで注文 待たずにテイクアウト 楽天ポイント10倍」キャンペーンを開始する。キャンペーン開催中に「楽天リアルタイムテイクアウト」を利用して、対象飲食店の商品をテイクアウトにて購入したユーザーを対象に、購入金額に応じて楽天ポイントを通常時の10倍付与する。なおキャンペーンで付与するポイントの費用は、すべて楽天が負担する。


「楽天リアルタイムテイクアウト」の紹介ページ

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