2020.05.04

GMOペイメントゲートウェイ、カード決済の「不正防止サービス(Sift)」の提供を開始

GMOペイメントゲートウェイは4月28日、セキュリティ関連ハードウェア・ソフトウェアの輸出入・開発を手がけるマクニカネットワークスと、機械学習を活用したクレジットカード決済不正防止サービス「Siftデジタルトラスト&セーフティスイート(SaaS) (以下、Sift)」の取り扱いに関する代理店契約を締結。GMOペイメントゲートウェイの総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者に「不正防止サービス(Sift)」として提供を開始した。

「Sift」は、機械学習を活用することでメールアドレスや送り先住所といった消費者の購入情報をもとに不審なクレジットカード取引を識別・通知するセキュリティサービス。ECサイトやモバイルアプリでのクレジットカード決済時に、瞬時に各取引のリスク評価を判定しEC事業者へ通知するため、アカウントの乗っ取りやなりすまし、盗難されたクレジットカードの利用、偽アカウントの使用といった不正利用による取引を未然に防ぐことが可能だという。2011年の提供開始以来、AirbnbやFareportal、Yelp、Twitterといった数々のグローバル企業をはじめ、全世界3万4000以上のWEBサイトやモバイルアプリに採用されている。


不正防止サービス(Shift)を採用している主なサービス

「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者は、「不正防止サービス(Sift)」を導入(別途契約が必要)することで、不正ルールのチューニングといった運用負荷をかけずにクレジットカードの不審な取引の未然防止策を実施することができる。

日本国内のBtoC EC市場規模は拡大傾向にある一方、クレジットカードの不正利用による被害額は2019年で273億円を超えており、EC事業者はアカウントの乗っ取りやなりすましなどへの不正利用対策が求められている。GMOペイメントゲートウェイでは、「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者が自社のECサイトに適したクレジットカード決済の不正防止対策を実施できるよう様々なタイプの不正防止サービスの取り扱いを進めており、「不正防止サービス(Sift)」の提供開始に至ったとしている。

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