2022.11.12

【約9割が後悔あり】東通メディアが「はじめてのテレビCM」実態調査の結果公開

低価格でテストマーケティングを行い、テレビCMにチャレンジできるパッケージ「LPCM」を提供する東通メディアはこのほど、自社のテレビCM制作・放映に携わった経験を持つ人を対象に実施した「はじめてのテレビCMに関する実態調査」の結果を公開した。約9割が、はじめての自社テレビCMの制作・放映に後悔があることなどがわかった。

東通メディアは、低価格でテストマーケティングを行い、TVCMにチャレンジできるパッケージ「LPCM」に加え、通販システム開発やコールセンター運営、メディアプランニング、クリエイティブ制作等を展開している。

このほど、自社のテレビビCM制作・放映に携わった経験のある、経営者・役員、会社員を対象に、はじめてのテレビCM制作時について、制作理由や後悔の有無、費用などをたずねる調査を実施した。調査期間は2022年10月12日~10月13日で有効回答数は111名。

自社のテレビCMを制作・放映することになったきっかけや背景をたずねた問い(複数回答)では、「ブランドイメージの向上を図りたかったから」(56.8%)がもっとも多く、「商品に対する信用性を高めたかったから」(54.1%)、「テレビCMに対する憧れがあったから」(49.5%)と続いた。



はじめて自社のテレビCMを制作・放映に携わった際に結果的に後悔したことはあったかをたずねたところ、「かなりあった」が39.7%、「ややあった」が46.8%となり、およそ9割の人がなんらかの後悔を感じていることがわかった。



先の問いで、はじめて自社のテレビCM制作・放映に携わった際に、結果的に後悔があると回答した人に対し、「実感した後悔」についてたずねた問い(複数回答)では、「制作期間が長かった」(53.1%)の回答がもっとも多く、次いで「制作費や放映費が高かった」が49.0%、「工数が多くかかった」が47.9%という結果となった。



「実感した後悔について」問いで、「わからない/答えられない」以外を回答した人に、後悔について自由回答を行ったところ、「反響が薄い」(58歳)、「売上増に繋がらなかった」(33歳)、「映像の改善余地」(44歳)、「効果測定ができないので、費用対効果を表すことができなかった」(65歳)、「もう少し構成を検討するべきだった」(41歳)、「色合いが良くなかった」(31歳)、「もっと調べれば良かった」(43歳)などの回答を得た。

はじめての自社テレビCMの制作費用をたずねた問いでは、「1000万円以上」が22.6%、「500万円~1000万円未満」が32.4%、「300万円~500万円未満」が27.9%という結果となった。約6割が500万円以上かかっていることがわかった。


 
勤務先では今後も自社のテレビCMの制作・放映を継続して実施する予定があるかをたずねたところ、「ある」が88.3%、「ない」が7.2%だった。初のテレビ制作・放映にあたり後悔がある人も多い一方で、今後もPDCAを回すためにも、テレビCMの制作・放映を継続することに約9割が意欲を示していることもわかった。



今後も自社のテレビCMの制作・放映を継続する予定が「ある」と回答した人に、継続して自社のテレビCMを制作・放映する理由をたずねた問い(複数回答)では、「やはりテレビCMの影響力は大きいから」(59.2%)、「オンライン上の施策だけでは限界があるから」(58.2%)が約6割の回答を得た。続く「信用性の獲得に強みがあるから」が50.0%だった。



一方、今後は自社のテレビCMの制作・放映を継続する予定が「ない」と回答した人に、継続してテレビCMを制作・放映する上でハードルとなっていることをたずねた問い(複数回答)では、「企画・制作に時間がかかる」が62.5%ともっとも多い回答を得た。次いで「費用面での予算の圧迫」が50.0%だった。



テレビCMを制作・放映する上でハードルとなっていることの問いで、「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に自由回答を求めたところ、「ハードルというよりテレビである必要性が全くない。テレビを見る層の顧客が増えると困ることすらある」など6つの回答を得ることができた。

「CM制作費とCM放映費を合わせて100万円に抑えて、テレビCMを制作・放映することが可能なテレビCM制作サービスに興味はありますか」の問いでは、「非常に興味がある」(54.1%)、「やや興味がある」(37.8%)を合わせ、約9割の人が興味を持っている結果になった。



東通メディアは、今回の調査で、はじめて自社のテレビCMを製作するにあたって、約5人に1人が制作費用に1000万円以上かかったことが明らかになったとし、テレビCM施策のPDCAを回すためにもコストは大きな問題になるだろうとの見解を示した。試行錯誤を続ける中で、想定コストは回を増すごとに整合性が取れる傾向にあるが、それでもハイコストになることは避けられないと考えられていることから、CM制作費とCM放映費を合わせて100万円に抑え、テレビCMを制作・放映が可能な「テレビCM制作サービス」について、多くの人の興味を得たとしている。




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