2022.11.07

クックパッド、キッチンに特化したリフォームECでコア事業を後押し 概算価格がすぐ分かる仕組みに注力

事業責任者・渡部一紀氏

クックパッドは2022年10月、キッチンに特化したリフォームECサービス「たのしいキッチン」を開始した。「毎日の料理を楽しみにする」というミッションに、付加価値を与えるサービスと位置付けている。

これまで積み上げてきたプロダクト開発やシステム、ノウハウをもとにサイトを設計。ユーザー体験に寄り添うサイトに仕上げた。各メーカーのキッチン情報が一覧で見られるサイトにした。

ECの利点を生かし、商品を選んでいく中で工事価格を除く概算費用を表示した。工務店やリフォーム会社などに頼む場合、見積もり提出まで時間を要する。商品をクリックした時点で価格が分かること自体が、ユーザーへの利便性を訴求するとともに、予算も組みやすくなるとしている。


▲サイトのトップ画。見やすさに加えて、ユーザーが商品を選びやすいサイトにした

コストについては「決して高くなる仕組みではない。高単価商材になるが、普段の買い物体験を目指している」(事業責任者・渡部一紀氏)。

販売するアイテム数は、キッチンメーカー5社の12シリーズで、今後アイテム数を増やしていく計画。販促は、クックパッドを利用するユーザーに向けた形ではなく、外向けのマーケティングに力を入れる。「まずは、たのしいキッチンの体験をよくしていくことに力を注ぐ」(同)としており、基盤がしっかりと作った段階で、具体的な数字を作り、目標に向かって進めていくとしている。





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