2022.10.31

クラシコム、初の海外映画「離ればなれになっても」を発表 ポスター・予告編を公開

雑貨や衣類などのD2C販売、メディア運営、企業へのマーケティング支援などを展開するライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは10月28日、同社が初めて海外で買い付け、12月から公開する映画「離ればなれになっても」(原題:Gli anni più belli 英題:The Best Years)のポスタービジュアル・予告編を公開した。

クラシコムは、初めて海外で買い付けた映画「離ればなれになっても」をギャガの配給により、12月30日からTOHOシネマズ シャンテ他、全国劇場で公開すると発表した。「離ればなれになっても」は、イタリアで公開されるや3週連続第1位の大ヒットを記録し、イタリアのアカデミー賞<ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞>3部門にノミネートされた作品だ。

【予告編】


主人公は、「宝石(ルビ:ジェンマ)」という名前の通り美しく輝くジェンマと、彼女の初恋の相手であるパオロ。1982年ローマ、16歳のジェンマは同級生のパオロと恋におち、彼の親友のジュリオとリッカルドと共に弾けるような青春の時を過ごしていたが、突然母親を亡くしナポリの伯母の家に引き取られる。1989年、教師、俳優、弁護士と、社会への一歩を踏み出した3人の男たちは、別人のように変わってしまったジェンマと再会する。

16歳の1982年から2022年まで、ベルリンの壁の崩壊、9.11テロ事件など激動の時代に翻弄され、出会いと別れを繰り返す日々が描かれており、SNSでは、「2度泣いた」「魅惑的な美しさに完全に夢中」「信じられないほど感動」など激賞コメントが駆け巡った。「幸せのちから」も手がけたガブリエレ・ムッチーノ監督の最新作となり、音楽は「ライフ・イズ・ビューティフル」の二コラ・ピオヴァーニ氏が担当している。

このほどの情報解禁に伴い、ポスタービジュアルと、ジェンマたちの40年の歴史とその果てにある結末を期待させる内容の予告編を公開した。


▲ポスタービジュアル

ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」においてメディア運営も手がけるクラシコムは、1作目の「青葉家のテーブル」(2018年公開)をはじめ、2作目の「ひとりごとエプロン」(2019年公開)、3作目の「スーツケース・ジャーニー」(2021年公開)、4作目の「庭には二羽」(2022年公開)の4つのオリジナルドラマシリーズを公式YouTubeチャンネル等で公開。全作品の合計YouTube再生回数は2000万回を超えている。

1作目の「青葉家のテーブル」は、2021年6月に劇場映画化され、TOHO シネマズを中心に全国50カ所以上の劇場で公開。現在はDVD販売及び、「Amazon Prime Video」をはじめとした各プラットフォームでデジタル配信されていいる。海外からの注目度も高く、スウェーデン、アメリカ(ハワイ)、スペイン、台湾の4カ国の映画祭に招待され、現在は台湾・韓国においてデジタル配信が行われている。

こうしたオリジナル作品の製作を進める一方で、「北欧、暮らしの道具店」がD2Cビジネスにおいて、プライベートブランド商品を販売しながら他ブランドの商品もセレクト販売するように、映像作品においてもさまざまなジャンルの作品提供に挑戦するべく、2020年にドイツにて開催された第70回ベルリン国際映画祭(70th Berlin International Film Festival)にスタッフが参加。本作「離ればなれになっても」を買い付けたとしている。




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