2020.04.30

消費者庁、マスク転売も議題に プラットフォームの検討会

消費者庁は4月21日、ECモールやフリマアプリなどのデジタル・プラットフォーム(DPF)上の商取引における、消費者トラブルの解消を目的とした検討会の第5回会合を行った。「マスク転売問題」などを議題とし、緊急時にDPFが取るべき対応などを議論した。

第5回「デジタル・プラットフォーム企業が介在する消費者取引における環境整備等に関する検討会」の議題は、「緊急時における対応」と「違法な製品・事故のおそれのある商品の流通」。
 
前回会合で、事業者や有識者からの情報収集を終え、今回からは個別論点を取り上げて、より具体的な検討と議論を行った。
 
「緊急時における対応」の検討の中では、高額転売が問題となったDPF上でのマスクの売買についても言及。政令改正を受けて、各DPF運営企業が取った対応を踏まえ、緊急時にDPFに求める項目を検討した。
 
委員からは「緊急時においては、マスク転売規制の政令改正のように、行政側が明確な指針を提示する必要がある」との指摘があったという。
 
第6回の開催予定は5月19日で、主な検討事項は「利用規約について」と「出品者の本人確認・情報提供」を計画している。

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