2022.10.21

SGH、BL専門ECサイト「Roseraie」を開設 販売データを一括管理、ラインアップ充実

堀内速人社長

SGHは9月15日、BL専門ECサイト「Roseraie(ロズレ)」をオープンした。同サイトでは、顧客の動線や販売動向について詳細な分析を行い、そのデータを出品者に提供している。これまで出版社や書店によって、管理が統一されていなかった顧客データを一括管理し提供することにより、出品企業を増やし、ラインアップを充実させていくとしている。

ECサイト設立のきっかけは、同社のゼネラルマネージャーを務める佐藤匡史氏が2022年4月に入社したことだったという。「佐藤は、前職でEC関連の仕事をしていた。彼が入社したことにより、構想が現実になった」(堀内速人社長)と話す。

「電子書籍の販売サイトとして、大きく展開するには、コンテンツの数が最重要だ。そのためにも、他社が参加してくれる理由を考えた」(同)と話す。

本という商材はこれまで、書店での販売が主流だった。そのため書店ごとにデータ管理が異なり、販売動向や読者層がつかめないことが課題だったという。「ECを始めたものの、データの分析ができていないという出版社が少なくないようだった。その分析を代行し、データ提供することが、出品のメリットになると考えた」(同)と話す。


▲販売タイトル数は1000以上まで増加

7月のプレオープン時の販売タイトル数が350作品だったのに対し、現在は1000以上まで増加している。「売り上げよりもまずはタイトル数を増やすことが大切。タイトル数が売り上げにつながると考えている。まずは年内に1万タイトルを目標に考えている」(同)と話している。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事