2022.10.12

Suppleno、1年で顧客数40倍、3年後に売上18億円狙う 「ライフ分析」から悩みに応じたサプリを提供

若松孝浩COO(左)と堤朗子CXO(右)

パーソナライズサプリメントのD2Cを手掛けるSuppleno(サプリノ)はこのほど、2021年9月に開始したパーソナライズサプリECの顧客数が、開始時点と比較して40倍になったことを明らかにした。同社は、顧客の悩みに応じてカスタマイズした4種類のサプリメントの定期ECを実施している。利用者が堅調に増加しているという。2025年3月期には、EC売上高を18億円まで高める計画だ。



分析型パーソナライズサプリメントの定期EC「Suppleno(サプリノ)」では、オンライン上の分析結果に基づき、顧客の悩みに応じたサプリを届ける。顧客はまず、オンライン上で、23項目の「ライフ分析」の質問に回答する。回答結果から、顧客の抱える健康上の課題を可視化。顧客の課題に合わせて、19種類のサプリの中から、4種類のサプリを提案するという。


▲23項目の「ライフ分析」の質問に回答

4種類の内2種類は、「マルチビタミン」「マルチミネラル」を、男性用と女性用に分け、「ベースサプリメント」として設定している。残り2種類を、「目的別サプリメント」として、「zzz(睡眠)ケア」や「生活リズムケア」「エナジーケア」などの15種類のサプリから選ぶことができるという。


▲性別や目的に応じてサプリを選別

Supplenoの親会社は、サプリメントOEMの井藤漢方製薬だ。井藤漢方製薬から、サプリを仕入れ、顧客ごとに小分けにして発送しているという。井藤漢方製薬は健康食品のGMPを取得しており、安全で高品質なサプリの提供が可能だとしている。


▲親会社の井藤漢方製薬は健康食品のGMPを取得。安全で高品質なサプリの提供が可能

「サプリノ」のメインターゲットは、20~40代の女性だという。同社では、インスタグラムの広告やインフルエンサーの投稿から、サービスサイトへと誘導し、「ライフ分析」を受けてもらう導線を整備している。

「サプリノ」は、日々の生活で栄養が不足しがちなビジネスパーソンも、ターゲットとして設定している。地方自治体と連携し、企業に福利厚生として「サプリノ」を導入してもらう取り組みも行っている。

同社によると、パーソナライズサプリのサービスは、大手化粧品メーカーのファンケルや、ポーラ・オルビスホールディングス傘下のトリコなども提供している。

「サプリノ」の定期ECのサービスは、月額税込2700円。ファンケルやトリコと比較して、安価に始めることができるという。 同社では、定期顧客に対してアンケート調査を頻繁に行っているという。顧客のニーズをより細かく分析し、新たなサプリメントの開発のヒントにしているとしている。





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