2022.10.05

Amazon、「日本の中小企業バッジ」の表示開始 中小ブランドの販売促進を支援

Amazonはこのほど、「Amazon.co.jp」のオンラインストアおよびショッピングアプリにおいて、「日本の中小企業バッジ」の表示を開始した。日本の中小企業が販売するブランド商品をより見つけやすく表示し、販売促進を支援する。

Amazonは、2000年に日本で事業を開始して以来、商品の在庫保管・配送代行サービス「フルフィルメント by Amazon(FBA)」や、米国の「Amazon.com」を中心とする海外販売など、中小規模の販売事業者に多様なソリューションを提供している。

こうした中小企業応援の一環としてこのほど、「Amazon.co.jp」のオンラインストアおよびショッピングアプリにおいて、「日本の中小企業バッジ」の表示を開始した。このバッジは、中小企業基本法に基づき中小企業と定義される日本の販売事業者による商品で、ブランドの保護・構築のサービス「Amazonブランド登録」に登録されているブランド商品に対して表示する。

これにより消費者は、Amazonで便利に安心してお買い物をしながら、同時に中小企業を応援することができる。一方、販売事業者にとっては、創意工夫に富んだオリジナルのブランドを展開している中小企業の商品であることを多くの顧客に訴求でき、販売促進が期待できるというメリットがある。

今回の取り組みにあたり、「日本の中小企業バッジ」が表示されるブランド商品を販売する中小規模の販売事業者のコメントを紹介しており、「KYOETSU HONTEN(京越本店)」(京越)の執行役員 和装EC事業部長 井原正樹氏は、「「京越では、お客様に高品質な和装製品をお手頃な価格でご提供することを目指しています。2011年に『Amazon.co.jp』での販売を開始して以来、トレンドを取り入れた着物や浴衣のほか、下駄や扇子などの小物にいたるまで和装にかかわる豊富な商品を取り揃えています。また、『フルフィルメント by Amazon(FBA)』を活用することで、お客様の緊急なニーズにもお応えすることができています。さらに、海外のお客様にも和装製品を少しでも身近に感じていただきたいという想いから、2017年より米国の『Amazon.com』でも販売しています。『日本の中小企業バッジ』の表示が、和装に触れる機会が限られていたお客様にも、和装製品との出会いを楽しんでいただくきっかけになることを願っています」とコメントしている。

「Nile STORE」(NILE)の渡邉康平氏は、「NILEは、オーガニック成分を多く配合し、質感と効果を極限まで高めることを目指したスキンケアとヘアケアの商品を販売するメンズコスメブランドです。福岡で2019年に創業し、少人数で運営していますが、『フルフィルメント by Amazon(FBA)』を活用することで、人手をかけずに商品を迅速にお届けすることができています。また、毎日のセルフケアに使っていただく商品を多数扱っていることから、お客様に定期的に割引価格でお届けできる『Amazon定期おトク便』も取り入れています。『日本の中小企業バッジ』をきっかけに、NILEがお届けする五感から感じるワンランク上のリラクゼーションをより多くのお客様の日々のセルフケアに取り入れていただけたらと思います」とコメントした。

Amazonは、10月12日、13日に開催する「Amazon ECサミット2022」において、中小企業をはじめとする日本の販売事業者のECビジネスを応援する様々なサービスについて、30以上のセッションの実施を予定しており、引き続きより良いサービスの提供を通じて、日本の中小企業の事業の成長を応援いく考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事