菓子・ケーキの総合通販サイト「cake.Jp」を運営するFLASHPARKは2019年12月の月商が1億円に達した。商品ラインアップの拡充や、出店店舗との共同企画の継続的な実施で売り上げが伸長した。
「cake.Jp」では、自社のPB商品を販売しているだけでなく、菓子やケーキなどを販売する企業が出店し、商品を販売している。サイト内の商品の20%がPBで、出店者の商品が80%を占めているという。
月間100品目ほど、サイトに新商品を追加している。年間で約1000品目をそろえて、常に目新しさを演出している。
また、出店者と共同で企画を実施したり、菓子・ケーキ作りのコンサルティングを行っている。
ケーキは冷凍して販売するため、解凍した後のおいしさを伝えるために、生クリームの作り方なども紹介している。他にも、出店者と共同でバースデーケーキの製造なども実施している。
出店者と共同企画した写真入りのケーキは、月に約100個を販売している。ケーキのオーダーメードもファンを獲得するサービスの一つとなっている。好きな画像をサイトにアップロードし、サイズなどを決めてオリジナルケーキを注文できるようにしている。
現在、200社が出店し、約3000品目の菓子・ケーキを販売している。約5割の顧客がリピーターになっているという。
クリスマスや誕生日などで商品を購入した人が、次のイベントなどでリピートすることが多い。「写真ケーキ」と検索すると一番上に表示されるようにSEOを行ったり、SNSやメルマガで新商品の情報を配信することで認知拡大につなげている。
新型コロナウイルスの影響で3月の月次売り上げは、前年同月比30%増となった。店舗への来店客が減少し、菓子業界でもECに乗り出す動きが目立っている。4月以降、毎日のペースで新規出店登録が増えているという。
マーケティング部の佐藤さくら氏は、「巣ごもり需要は伸びているので、商品やサービスの認知を広げていきたい」と意気込んでいる。
「cake.Jp」