2022.09.28

【生鮮品EC<第2回>】「ミールキットの最新トレンド」消費者の時間の奪い合いに 時短、食品ロス、ピックアップが軸に


【楽彩】ピックアップ店が100カ所に 全国ECを8月に開始


業務用青果物流通の最大手、デリカフーズホールディングス傘下の楽彩は、今年4月に始めたピックアップ型のミールキットのEC「楽彩」が拡大している。ミールキットの受け取り店舗が100店になったほか、8月から全国向けのECを開始。今後は受け取り店舗を1000店、会員数10万人、売上高50億円を目指す。

ミールキットが受け取れる店舗は9月1日現在で、駅のコンビニ「NewDays」が87店舗、スポーツクラブの「ティップネス」が6店舗、食品スーパー「ライフ」が4店舗、全国でキャンプ場を展開する「RECAMP」が20カ所などに拡大した。


▲8月から全国向けのECを開始

8月30日に「NewDays」との業務提携により22店舗増え、受け取り場所が合計100店舗となった。

8月1日には専用アプリを開始したほか、宅配便で自宅まで届ける全国配送を開始。さらに、秋のキャンプ需要に合わせて「キャンプ場検索・予約サイトなっぷ」の掲載施設などで20カ所の提携店舗を増やすほか、関東・関西に展開する11施設で、「楽彩」のキャンプ飯3セットから好きなものを選択できる「キャンプ飯キット付きプラン」を導入した。


北千住マルイに冷蔵ロッカー


楽彩では、ポップアップストアを活用して認知を高めている。北千住マルイの中に5月と8月、ポップアップストア出店して認知を高めている。


▲5月と8月に出店したポップアップストア外観

9月中旬には東京・北千住のマルイに「楽彩冷蔵ロッカー」を設置してロッカーでの受け取りも始める。10月中旬からは3回目となる期間限定のポップアップストアも設置する。提携企業を拡大するほか、卵や牛乳などピックアップできる商品を広げていく。登録会員数の拡大キャンペーンも予定している。


▲北千住マルイに設置を予定する「楽彩冷蔵ロッカー」

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